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大会をイメージしながらチェーンソーで木を切る志田大輔さん=兵庫県新温泉町切畑
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大会をイメージしながらチェーンソーで木を切る志田大輔さん=兵庫県新温泉町切畑

 林業の技術を競う全国大会「第3回日本伐木チャンピオンシップ2018」(19、20日)に、北但西部森林組合(兵庫県香美町村岡区)の主任林業技士、志田大輔さん(40)が、兵庫県からただ1人出場する。木を切り続けて22年。志田さんは「兵庫の力を見せつけたい」と意気込む。(黒川裕生)

 同大会は、全国森林組合連合会を中心とする実行委員会が、青森市内で2014年から隔年で開催。今回は22都道府県の69人が、目標に向けて木を切り倒す「伐倒」、地面に置いた丸太を切る「接地丸太輪切り」など5競技の合計得点を競う。上位入賞者は、8月にノルウェーである世界大会に出場できる。

 志田さんは新温泉町在住。祖父が携わっていた林業に興味を持ち、浜坂高校卒業後、北但西部森林組合に入った。普段は現場でスギやヒノキなどを切り、出荷している。先輩の背中を見て技術を身につけ、今は同組合を支えるベテランの1人として活躍する。

 同大会への出場は今回が初めて。鳥取県の林業仲間が参加していたことに触発され、昨年夏ごろから練習と調整を重ねてきた。腕に覚えがあれば誰でもエントリーできるが、ふたを開ければ今回、兵庫から名乗りを上げたのは志田さんだけだったという。

 5競技の中で最も配点が高い伐倒は、切り倒すまでの時間や倒れた方向だけでなく、チェーンソーによる切り込みの角度などもミリ単位で採点される。図らずも「兵庫代表」になってしまった志田さん。「これまで培ってきた技術がどれほどのものなのか、自分を試したい」と力を込める。

 兵庫県によると、県内の林業従事者は統計が最も古い1969(昭和44)年度の6622人から減少が続き、2016年度は815人に。全国的にも、担い手不足が深刻化しているのが現状だ。

 「林業は自然の中で働けるのが魅力。若い人たちに少しでもかっこいい仕事だと思ってもらえたらうれしい」と話す志田さん。今年発症した花粉症と戦いながら、本番に向けて日々、木々と向き合っている。

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