但馬

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懸垂幕を掲げて認定を祝う関係者ら=新温泉町本庁舎
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懸垂幕を掲げて認定を祝う関係者ら=新温泉町本庁舎
全国の船主や船乗りから寄進された石灯籠や玉垣=新温泉町諸寄
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全国の船主や船乗りから寄進された石灯籠や玉垣=新温泉町諸寄
廻船問屋として財を成し、ゲストハウスとして活用が始まった東藤田家の母屋=新温泉町諸寄
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廻船問屋として財を成し、ゲストハウスとして活用が始まった東藤田家の母屋=新温泉町諸寄

 北前船をテーマとした日本遺産に24日、兵庫県新温泉町が追加認定された。航海の安全を祈願した船絵馬や石灯籠、それらを寄進された為世永神社、北前船で財を成した廻船問屋の邸宅-。こうした構成文化財が集まる同町の諸寄地区と連携し、地域活性化を図っていくという。同町は同日、町本庁舎に、認定を祝う懸垂幕を掲示。6月には、北前船と地域の関わりを紹介する企画展も開く。

 諸寄の港は、狭い入り口から内部に広がる天然の良港で、江戸時代から、北前船の寄港地として栄えた。北前船に関する日本遺産は2017年度、東北や北陸などの11市町が認定されており、新温泉町は今回、初挑戦で全国26市町とともに追加認定された。同町の構成文化財は、船絵馬や係留くいの跡など11件。うち廻船問屋だった東藤田家の母屋は13日、ゲストハウスとしてオープンした。

 一方、北前船による人や物の交流で、地域の文化も活性化した。諸寄地区出身の明治期の歌人前田純孝や日本画家谷角日沙春ら、多くの文化人が全国的に活躍。風光明媚な白い砂浜の景色でも知られ、平安時代から古典や和歌などにも取り上げられている。

 追加認定を受け、新温泉町は、夏休みまでに諸寄地区の散策マップを作成。近くモデルコースを歩く催しなども開催する予定で、地元と協議しながら、案内看板の設置やガイド養成などにも取り組んでいく。西村銀三町長は「北前船がもたらした特色ある歴史や文化、先人たちが残してくれた遺産を、大切に受け継いできたことが評価された。諸寄地区や町全体の“元気”につなげていきたい」とした。

 また、諸寄区の活性化に取り組む「歴史と文化の薫るまちづくり委員会」事務局の新古雅紀さん(65)は「構成文化財に加え、漁村のたたずまいがある街並みなど魅力は多い。できるだけ早く受け入れ体制を整えたい」と意気込んでいる。(小日向務)

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