但馬

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放牧された耕作放棄地で、早速草を食べる雌牛=新温泉町丹土
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放牧された耕作放棄地で、早速草を食べる雌牛=新温泉町丹土

 兵庫県新温泉町丹土の耕作放棄地に19日、但馬牛の雌2頭が放牧された。耕作放棄地の保全を目的に、耕地の地権者でつくる「丹土鶴谷放牧組合」(田中信組合長、10人)が、畜産農家から妊娠中の雌牛を借りる形で取り組む「レンタカウ」方式の放牧。畜産振興と農地維持の両面で効果があり、県内全域での導入も検討されているという。

 県新温泉農業改良普及センターが、耕作放棄地と畜産農家を仲介する形で、丹土地区では2002年に放牧がスタート。17年度は、同町と香美町の6カ所、計12・6ヘクタールで同方式の放牧が実施された。耕地などへの放牧は本年度、他の方式も含め、両町の畜産農家95戸のうち26戸計483頭が、計約310ヘクタールに放されたという。

 丹土地区では、同組合が耕地の周囲を電気柵で囲った上、補助的な餌となる「ふすま」を与えるなど、日常的な世話をする。同組合の田中組合長は「以前は組合員が草刈りをして耕地を保全してきたが、放牧で管理が楽になった」と話す。

 放牧は、妊娠中の雌牛の出産準備が始まる10月末ごろまで続く。牛は夜、放牧地で眠る。牛を貸し出した但馬中井畜産(同町飯野)の中井崇泰牧場長は、「広い所で伸び伸びと餌を食べられるため、牛にストレスがかからない。ふんの処理も必要ないため、農家としての負担も少ない」としている。(小日向務)

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