但馬

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巣から降ろしたひなの大きさなどを調べる職員たち=養父市八鹿町浅間
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巣から降ろしたひなの大きさなどを調べる職員たち=養父市八鹿町浅間
養父ですくすく育っているコウノトリのひな=養父市八鹿町浅間
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養父ですくすく育っているコウノトリのひな=養父市八鹿町浅間

 兵庫県養父市八鹿町の伊佐地区で今春、南但地域では初めて野外コウノトリが繁殖したことを受け、県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)は22日、同地区でひなに識別用の足輪を取り付けた。今年も豊岡市内では、同日までにひな19羽が誕生。既に8羽が巣立った。全国的にも徳島県鳴門市、島根県雲南市でひなが巣立っており、繁殖地は広がっている。(阿部江利)

 同公園は、野生復帰事業の短期目標に「但馬地域への営巣地の拡大」、中期目標に「全国への拡大」を掲げる。中期目標は昨年、徳島県などで繁殖が成功して実現し始めており、南但でも期待感が高まっていた。

 伊佐地区には2012年、飼育コウノトリにひなを育てさせて放す「放鳥拠点」が作られた。今春は、高病原性鳥インフルエンザ対策で飼育が中断されているが、拠点そばの人工巣塔で、豊岡市生まれの9歳雄と足輪のない雌がペアになって繁殖。5月下旬にひな2羽が確認されていた。

 この日、地元の小学生や住民が見守る中、同公園職員がクレーン車に乗ってひなを巣から降ろし、体のサイズを測ったり足輪を取り付けたりした。地元で水田整備などに取り組む「伊佐環境保全隊」の加藤文男代表(74)は「まだ中学生のころ、伊佐地区にも野生コウノトリがいて、松の木に巣をかけていた。ひなを見るのは60年ぶり」と目を細め、「待望のひな誕生。来年も、多くの鳥が飛んでくれるようになれば」と期待する。

 豊岡市内では今年、9カ所の人工巣塔で計19羽のひなが誕生。うち5羽は死んでしまったが、22日までに8羽が巣立った。全国では、徳島県鳴門市で5月下旬、2年連続でひなが巣立った。また昨年、子育て中の雌が誤射で死んだ島根県雲南市では、残った雄と、韓国で「ポンスニ」の名で親しまれた豊岡生まれの雌が、ペアとなってひな4羽を育て、巣立ちも始まった。

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