但馬

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尾根上に点在する古墳(手前)や中世の墳墓=豊岡市日高町竹貫
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尾根上に点在する古墳(手前)や中世の墳墓=豊岡市日高町竹貫
尾根上に点在する古墳(手前)や中世の墳墓=豊岡市日高町竹貫
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尾根上に点在する古墳(手前)や中世の墳墓=豊岡市日高町竹貫

 兵庫県教育委員会は27日、豊岡市日高町竹貫の山中で、古墳時代の墳墓2基と中世(鎌倉-室町時代)の墓2基を確認した、と発表した。同町内で中世の墓が見つかるのは珍しく、当時の埋葬の様子もうかがえる。古墳からは長さ88センチの鉄刀も見つかっており、地元の有力者が埋葬されたと考えられるという。(阿部江利)

 北近畿豊岡自動車道の延伸工事に伴い、4~7月末にかけ、県教委が約千平方メートルを調査している。1986年の調査で存在は知られていたが、実際に発掘で古墳が確認されたのは初めて。

 「竹貫古墳群」は古墳24基からなり、現在の竹貫地区から南東向きの尾根を約20メートル上った場所で今回、丸く土を盛った「23号墳」、すぐそばで方墳の「24号墳」が確認された。

 23、24号墳はいずれも5世紀後半のもの。石を積んだ長さ2メートル40センチ~2メートル70センチの石室を備える。23号墳からは丸太をくりぬいて作った木棺の跡が、24号墳からは鉄刀が出土した。

 23号墳には木のふたが使われ、上に土器が置かれていたとみられる一方、24号墳では石のふたが見つかった。調査を手がけた「県まちづくり技術センター」は、「同じ石室の古墳でも素材が違う。木のふたを使っていた九州より西の人たちが、日高に来ていた可能性も考えられる」とする。

 一方中世の墓2基はいずれも四角形の墳丘で、複数人が埋葬されているとみられる。頂上部が大小の石で覆われており、石の隙間からは火葬跡のある人骨も見つかった。同センターは「日高地域でどんな埋葬がされたかが、徐々に明らかになりつつある」と話す。

 1日午後1時半から、一般向けの現地説明会が開かれる。無料。小雨決行。同遺跡現地事務所TEL090・6205・9880

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