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農業遺産登録を目指して開かれたシンポジウム=みかた畜産事業所
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農業遺産登録を目指して開かれたシンポジウム=みかた畜産事業所

 明治時代から続く、兵庫県美方郡産但馬牛の厳正な個体管理と育種改良の取り組みを世界・日本農業遺産にすることを目指す、香美町や新温泉町などでつくる推進協議会が2日、新温泉町歌長のJAたじま「みかた畜産事業所」で初のシンポジウムを開いた。(黒川裕生)

 美方郡では1897(明治30)年ごろから、牛の血統登録の基本となる「牛籍簿」が作られ、個体管理が徹底されてきた。これが、現在まで続く和牛改良の礎になったとされる。

 この取り組みの歴史的価値を国内外にPRしようと、関係機関が今年2月、推進協議会を設立。農業遺産の登録に向け、6月には近畿農政局(京都市)に申請書類を提出した。

 シンポジウムは、但馬牛の価値を再認識すると共に、地元での機運を高めるために初めて開催。畜産農家や行政の関係者ら計約120人が出席した。

 記念講話では、農業遺産に詳しい国連大学サステイナビリティ高等研究所の永田明さんが、日本と世界の農業遺産の概要や意義などについて話した。

 永田さんは、但馬牛の個体管理システムは、世界農業遺産の「遺伝資源型」に当てはまるとして、「世界でここにしかない取り組みだ、と強くアピールしてはどうか」と提案。また認定後の活用の具体例として「ブランド化」と「観光」を挙げ、「認定はゴールではなくスタート。継続した保全と評価が求められる」と強調した。

 但馬牛の歴史に関する講話もあり、出席者は先人から受け継がれてきた取り組みについて、改めて理解を深めていた。

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