但馬

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畳の上で太鼓を打つ「若杉ざんざか踊り」=養父市大屋町若杉(2016年8月16日)
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畳の上で太鼓を打つ「若杉ざんざか踊り」=養父市大屋町若杉(2016年8月16日)

 兵庫県の重要無形民俗文化財に指定されている養父市の「若杉ざんざか踊り」について、住民らでつくる保存会が今夏の開催を中止することが5日、分かった。人口減少により、踊り手が確保できないためという。地域の高齢者の一人は「長く続けてきた『地域の宝』で、もったいない気もするが、仕方ない」と話す。

 若杉ざんざか踊りは、同市大屋町若杉地区の三社神社で、毎年8月16日に行われている。はかま姿の太鼓奏者と、着物の帯で飾り付けた独特の大団扇を背負った者が、伝統の舞を披露。太鼓奏者と団扇が、2列に並んで立って踊る。また、踊り手が膝を畳について踊るのも特徴とされる。

 同市教委社会教育課によると、同様の踊りは但馬各地に残っており、室町時代後期に始まり、江戸時代初期に広まったという。地域により装飾や振り付けに違いがある。養父市内では「若杉」のほか、「大杉ざんざこ踊り」と「九鹿ざんざか踊り」が今も受け継がれている。

 保存会の高橋本明会長(59)は「近年は子どもたちにも踊ってもらって継続してきたが、少子化でメンバー確保が難しくなった」と、今後の開催に厳しい見通しを示す。さらに「外部の人材に協力を求めることも考えたが、祭りは地元住民の手で行うのが筋。区切りをつけることにした」と話している。(桑名良典)

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