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運用が始まったスマートフォンアプリ「コウノトリくん」を持つ関係者たち=豊岡市出石町八木
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運用が始まったスマートフォンアプリ「コウノトリくん」を持つ関係者たち=豊岡市出石町八木

 コウノトリを目撃した市民から寄せられた写真や動画、情報を集め、データベースを作る参加型プロジェクト「コウノトリ市民科学」が7月、本格的にスタートした。市民ネットワークや大学などが協力して実施。情報を送るためのスマートフォンアプリ「コウノトリくん」も作成し、提供を始めており、関係者が参加を呼び掛けている。(阿部江利)

 プロジェクトを進めるのは、見守りに関わる市民らの全国ネットワーク「日本コウノトリの会」や東京大学、中央大学の研究室など4者。「コウノトリの保全に関心を持つ人の輪が広まれば」という思いから、2017年春に構想が持ち上がった。

 市民からコウノトリ1羽1羽についての目撃情報を寄せてもらい、東京大が管理するデータ解析システムを利用して集約する仕組み。集まったデータを、野生復帰事業の記録として将来に残し、より詳しい行動範囲や繁殖などの研究に役立ててもらいたいという。

 参加する市民は、まずアプリをインストールしてユーザー登録をする。コウノトリを目撃したら、アプリを起動し、1羽ごとに調査票を作る。足輪の色などで検索し、どのコウノトリか特定した後、休憩や餌取りといった目撃時の行動▽周りの環境▽調査地点や天候-などを選択肢で入力していく。さらに、アプリを使って撮影した写真や動画も送信できる。市民が送ったデータは、ホームページで見られる。

 中央大学の鷲谷いづみ教授は「全国にコウノトリが広がる中、兵庫県の人だけでなく全国の市民から情報を集められる試み。鳥1羽1羽の情報を集約するのは日本初で、生態学的にも価値がある」と強調。「子どもたちも、両親と一緒に写真を撮るなどして参加してほしい」と呼び掛ける。

 アプリは「グーグルプレイ」「アップストア」などから、無料でダウンロードできる。日本コウノトリの会事務局TEL0796・20・8560

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