但馬

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PR動画のため、若手職員にインタビューする木原弘一郎さん=香美町本庁舎
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PR動画のため、若手職員にインタビューする木原弘一郎さん=香美町本庁舎
香美町が作成した職員募集のポスター
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香美町が作成した職員募集のポスター

 7月に入り、兵庫県但馬の各市町も2019年度採用の職員募集をスタートさせた。しかし民間の雇用状況が活性化する中、公務員人気は全国的に陰りを見せているといい、特に郡部の自治体はその傾向が強い。そんな中で存在感を示そうと、香美町は今回、動画投稿サイト「ユーチューブ」で、若手職員や浜上勇人町長らのインタビューを公開。チラシやポスターも作成するなど、従来とは違ったPR方法に知恵を絞っている。(黒川裕生)

 今月2日、同町本庁舎では、若手職員らが集まり、インタビュー映像を収録していた。撮影と映像の編集を担当したのは、同町企画課の木原弘一郎さん(44)。カメラの横でマイクを構え、職員に普段の仕事内容ややりがいを尋ねた。

 職員募集向けに、同町が動画の作成を始めたのは16年度から。昨年度までは同町の公式サイト内で紹介していたが、本年度はより広い層にPRしようと、ユーチューブで公開することにしたという。

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 背景には深刻な人材不足がある。同町総務課によると、一般行政職の競争率は、合併後初めて職員を募集した08年度の18・0倍が最高で、以降は減少傾向。16、17年度は6人の募集に対して受験者は19人で、いずれも辞退などが出たため、実質競争率は過去最低の3・8倍だった。

 同課は「受験者が少ないと、優秀な人材が集まりにくい」と危機感を強める。事実、16、17年度の試験では、合格基準を満たした人数が、採用予定人数に達しなかったという。

 県内の都市部でも、同様の傾向が見られる。神戸市では17年度、大卒の一般行政職の競争率は6・4倍。採用人数の変動などで単純比較はできないが、例えば14年度は9・3倍で、数十倍の年もあったといい、「人集めに苦慮している」(同市)という状況は変わらないようだ。

 香美町とほぼ同じ人口規模の佐用町はどうか。担当課によると、17年度は事務職5人の採用に、受験者は19人。競争率は香美町と同じ3・8倍で、近年はやはり低迷気味。佐用町でもここ1~2年は冊子やチラシを作るなど、「気合を入れている」という。

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 それでも香美町のPR動画(https://www.youtube.com/watch?v=eNZXxB8A7v0&feature=youtu.be)に登場した入庁2年目の井上舞さん(23)は、「ここは町民との距離が近く、生活に密着した仕事ができる。職場環境も、とてもいいですよ」と明るく話す。

 同町の採用試験の受け付けは8月3日まで。1次試験は9月16日。同町総務課TEL0796・36・1111

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