但馬

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青谿書院のシンボルだったモミの巨木。住民らが参加し「お別れ会」が開かれた=養父市八鹿町宿南
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青谿書院のシンボルだったモミの巨木。住民らが参加し「お別れ会」が開かれた=養父市八鹿町宿南

 兵庫県指定文化財「青谿書院」(養父市八鹿町宿南)のシンボルだった、樹齢170年を超すモミの木が枯死したため、近く伐採されることになった。儒学者の池田草庵が開塾した1847(弘化4)年に、門下生らが記念樹として植えられたものとされる。31日には地域住民ら70人が集まり、「お別れ会」が開かれた。

 モミの木は高さ27メートル、幹回り3・4メートルで、「但馬の巨木100選」の一つ。池田草庵が「冬になっても落葉せず緑がさえる木を愛した」として、門下生の北垣国道らが、マツやカシとともに前庭に植えたという。4年ほど前から樹勢が衰え始め、枯れてしまったため、近日中に伐採される。

 この日のお別れ会には、地元の区長や児童、広瀬栄市長らが出席。宿南区寄宮の齋藤恭子区長が「門下生たちが学ぶ様子を、モミは見守り続けてきた。木がなくなっても私たちの脳裏に焼き付き、紙芝居や『草庵先生の歌』として残り続けます」とあいさつした。

 また池田草庵の子孫の女性(70)は、「小さいころ祖父母におぶわれ、肩越しに見た木の姿が大切な思い出です。私たちを長く見守ってくれてありがとう」と感謝の言葉を述べた。(桑名良典)

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