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冠水した道路を走る車=7月7日午前1時11分、豊岡市梶原(撮影・秋山亮太)
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冠水した道路を走る車=7月7日午前1時11分、豊岡市梶原(撮影・秋山亮太)

 7月の西日本豪雨から、6日で2カ月となる。2004年10月の台風23号で、円山川が氾濫するなど大きな被害を受けた兵庫県豊岡市では、今回の西日本豪雨で、当時を上回る雨量が観測されていたことが分かった。しかし04年のような氾濫は起きず、被災後の河川の対策工事などによる、治水力向上が裏付けられた形となった。(阿部江利)

 気象庁によると、今回の大雨で、豊岡の24時間降水量の最大値は、7月6日の218・5ミリだった。この数値は、04年10月20日の台風23号による24時間降水量の最大値、198・5ミリを上回っている。

 また国土交通省豊岡河川国道事務所によると、04年の台風23号襲来時、降り始めから降り終わりまでの総雨量は293ミリ。一方今回は、7月5日午前7時の降り始めから7日午後2時までが410ミリで、およそ1・4倍にもなった。

 これにより、豊岡市街地に近い円山川の立野地点の水位は、7日午前4時に6・96メートルでピークに。堤防の決壊を防ぐため、支流の水を本流に流すための排水機場ポンプを止める目安の水位まで、20センチに迫ったという。堤防の設計上の限界となる「計画高水位」の8・16メートルまではまだ余裕があったが、市が避難勧告を出す目安となる「氾濫危険水位」は76センチもオーバーした。

 台風23号で堤防が決壊した出石川でも、弘原地点で同日午前1時40分に4・46メートルでピークとなり、氾濫危険水位を超えたが、決壊はしなかった。

 大きな洪水被害に至らなかった理由として、同事務所が重視するのは、最も多く川の水が流れた量を示す「最高流量」。円山川の立野地点では、台風23号時に毎秒4817立方メートルが観測された。今回の速報値は、降雨量が増えたにもかかわらず、流量は同3882立方メートルと約1千立方メートル少なかった。

 これは、以前よりも流れるスピードが速くなり、川の1カ所にとどまる雨水の量が少なくなったことを示すデータだという。同事務所の深澤洋二副所長は「台風23号の後、川の底を削るなどの工事を施したことで、水がスムーズに河口まで流れるようになった」としている。

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