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感謝状を贈られた(右から)伊地智敏江さん、羽田紀子さん、夜久友恵さん=南但消防本部
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感謝状を贈られた(右から)伊地智敏江さん、羽田紀子さん、夜久友恵さん=南但消防本部

 約700平方メートルを焼いた兵庫県朝来市澤の雑草火災で、意識がもうろうとして動けない70代の男性を見つけて助け出したとして、南但消防本部朝来消防署は13日、同市内の女性3人に感謝状を贈った。(長谷部崇)

 3人は、山口こども園園長の伊地智敏江さん(60)=同市、介護福祉士の羽田紀子さん(46)=同市、梁瀬中学校教諭の夜久友恵さん(42)=同市。

 8月23日午後0時半ごろ、同市澤の休耕田で出火。枯れ草や農機具などを焼いた。この土地は70代の男性が、資材置き場や畑として使用。当時の和田山の気温は32・5度で、男性は熱中症にかかったとみられ、出火当時の状況を覚えていないという。

 「初めはあぜ焼きと思った」と、車で通りがかった伊地智さんは振り返る。「でも燃え広がりすぎていて変だと思った」。炎が迫る中、畑で脚を投げ出して座る男性の姿が目に入った。「様子がおかしい」と車をUターン。「大丈夫ですか!」と大声で呼び掛けたが、反応がない。男性はそのうちに倒れ込んだ。

 伊地智さんは、赤信号で車を止めた羽田さんと夜久さんに助けを求め、夜久さんが119番。伊地智さんと羽田さんは畑に降り、男性を抱えて道路まで運び出した。「火事場のばか力というのか、思いのほか軽く感じた。それより周囲の火の熱気がすごかった」と伊地智さん。男性を日陰に寝かせると、長靴を脱がせ、保冷剤で体を冷やすなどして救急車や消防車を待った。

 119番から7分後に消防が到着。放水を始めたとき、男性がいた場所は高さ2メートルの炎に包まれていた。「救出がなければ、命が危なかった」と同消防本部。男性はドクターカーで搬送され、両足にやけどを負ったものの、その後退院できたという。

 感謝状を受けた3人は、「みんなで協力してできたこと。男性が元気になってよかった」と話した。

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