但馬

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「わくわく但馬ガイドクラブ」を設立したメンバー=JR八鹿駅前
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「わくわく但馬ガイドクラブ」を設立したメンバー=JR八鹿駅前
ダウンヒルサイクリングのモニターツアーの様子(わくわく但馬ガイドクラブ提供)
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ダウンヒルサイクリングのモニターツアーの様子(わくわく但馬ガイドクラブ提供)

 外国人観光客に、ガイドブックに載っていないような体験をしてもらう通訳付きツアー「わくわく但馬ガイドサービス」が今夏、JR八鹿駅(兵庫県養父市八鹿町八鹿)を拠点に始まった。同駅から乗り継ぎせずに、但馬の主要な観光地に行ける路線バスに注目。住民の日常を感じながら路線バスで移動し、目的地では但馬牛や自然など、地元の魅力や住民との交流を満喫できる内容となっている。(阿部江利)

 プランは現在、日帰りの3~4種類。ハチ北高原から香美町小代区に向かってマウンテンバイクで谷を走り、但馬牛のルーツを学んで実際に味わう「但馬牛ダウンヒルサイクリング」、農作業をしながら心を癒やす「農作業体験セラピー」など、内容は多岐に及ぶ。価格帯は2~4万円程度となる。

 企画を始めたのは、今年6月に発足した豊岡市の事業組合「わくわく但馬ガイドクラブ」。メンバーは3人で、外国人向けツアーを企画する同市の旅行会社社長、今井正さん(60)▽中国で18年暮らした経験がある養父市の地域おこし協力隊員、山中真澄さん(45)▽廃校を生かした宿泊施設「うづかの森」を手がける香美町の工務店経営、西村昌樹さん(45)。今井さんの会社が企画した教育旅行で、中国からの小学生をもてなした際、ほかの2人が協力した縁で知り合ったという。

 3人は「但馬には素晴らしい観光資源があるが、車がない外国人は鉄道沿線にしか行けない」などと語り合ううち、「八鹿駅前からなら、時間さえあれば、路線バスでどこへでも行けるはず」と気付いたという。そこで同駅前の空きスペースに事務所を開設。同駅で列車を降りた後、ガイドが付き添い、路線バスの旅情を楽しみながら目的地に向かうツアーを考案した。

 現在、英語のホームページで参加を募っており、9月末に東京である商談会でも売り込む。今井さんは「但馬の日常から新しい付加価値を生み出し、地域の経済を動かす試み。但馬には普通の観光地では飽き足らない外国人が狂喜乱舞するような場所も多く、需要は高いはず」と力を込める。

 西村さんは「本業の建設業は、地域が盛り上がらないと仕事が回らない。地元の宝物に光を当て、雇用や住民の自信につなげられるようなモデルにしたい」とし、山中さんも「地元の人口減に危機感を抱いてUターンした。企画を通じ、但馬を『外国人がイメージする本当の日本』にしてみたい」と夢を語っている。

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