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今シーズンの繁殖結果などを説明する山岸哲園長(左)ら=県立コウノトリの郷公園
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今シーズンの繁殖結果などを説明する山岸哲園長(左)ら=県立コウノトリの郷公園

 兵庫県立コウノトリの郷公園(豊岡市祥雲寺)の山岸哲園長らが19日、同公園で会見を開き、今シーズンのコウノトリの繁殖状況などを振り返った。昨季は豊岡周辺以外では初めて、徳島県鳴門市でひなが巣立ったが、今季は同市に加え、県外2市でも巣立ちを確認。また南但でも養父市で初めて繁殖に成功した。山岸園長は「野生復帰事業は、国内のあちこちに繁殖地ができる『セカンドステージ』が見え始めてきた」と強調した。(阿部江利)

 同公園は2011年、野生復帰事業の指針となる「コウノトリ野生復帰グランドデザイン」を策定。野外で暮らす鳥たちの繁殖地を、豊岡周辺から但馬全域に広げるなどの「短期目標」や、さらに全国に広げていく「中期目標」を掲げ、実現に向けた研究や他地域との連携を続けている。

 この日は、江崎保男統括研究部長が今季の繁殖結果などを報告。短期目標については今年7月、南但地域で初めて養父市で2羽のひなが巣立ち、新たな一歩を踏み出したとした。また、南但地域で放鳥された計17羽のうち3羽が、親鳥として活躍していることも踏まえ、両市での地元住民らの取り組みが実を結んだと評価した。

 中期目標についても、昨年子育て中だったペアの雌が誤射されて死んだ島根県雲南市で、今季、残された雄が新たなペアを作り、1シーズンでは過去最多となる4羽を育て上げたことや、京都府京丹後市でも新たなペアが2羽を巣立たせたことも示し、他府県でも着実に繁殖地が広がっているとした。

 グランドデザイン策定時、親鳥のペア数は7だったが、現在では県内外で13に増え、今季は24羽のひなが巣立った。江崎統括研究部長らは「昨年、繁殖に成功したからといって油断はできない状況だったが、鳴門市は繁殖地としてほぼ確立し、他にも新しい繁殖地が誕生した。各地で巣の保全にも協力が得られている」と手応えを語った。

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