但馬

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「サア御座れ」「サア」のかけ声で1歩ずつにじり寄る当頭(右)と相役=粟鹿神社
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「サア御座れ」「サア」のかけ声で1歩ずつにじり寄る当頭(右)と相役=粟鹿神社

 「但馬五社」の一つ、兵庫県朝来市山東町粟鹿の粟鹿神社(大杉和子宮司)で17日、秋の例祭があり、本殿前で「サアゴザレ」として親しまれる瓶子渡の儀式が営まれた。

 西地、東の両地区から毎年交代で選ばれる「当人」の男性4人が裃姿で参加。当人には「当頭」「相役」「雄蝶」「雌蝶」の4役があり、当頭が階上に立ち、ほかの3人は神への供え物を抱え、階下で控える。

 柿、稲穂、ナスが盛られた三方を持つ相役から供え物を受け取ろうと、当頭が「サア御座れ」と声を掛ければ、相役も「サア」と応えて1歩ずつにじり寄る。「サア御座れ」「サア」を5、6回続けた後で「何かおかしいですな」「息が合いませんな」と何度もやり直すのが慣例だ。

 相役と当頭の軽妙なやり取りも魅力の一つで「いい加減にしましょう。福原愛ちゃんみたいにサア、サアばかり言っておれない」と相役の住吉正広さん(69)が嘆くと、当頭の南光泰久さん(55)は「次はチョレイでいきますか」と返して観衆を笑わせた。

 最初に踏み出す足を変えてみたり、当頭が本殿に拝んだりした後、十数回目でやっと成功。2人は「ぶっつけ本番で緊張したが、面白おかしく楽しんでもらえたのでは」と話していた。(長谷部崇)

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