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万歳でゴールする「歩く壱岐実行委」のメンバーら=長崎県壱岐市芦辺町
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万歳でゴールする「歩く壱岐実行委」のメンバーら=長崎県壱岐市芦辺町

 兵庫県朝来市和田山町東河地区の住民らが、交流のある長崎県壱岐市を目指して4月から取り組んできた「おいきの旅」が27日、ゴールを迎えた。メンバーを交代しながら、土日を中心に27日間で計611キロを歩き、半年がかりの目標達成を喜んだ。

 江戸時代中期、東河庄野村(今の和田山町野村)から島流しとなった祖父・小山弥兵衛に会うため、出家して壱岐まで旅した尼僧・全鏡の足跡をたどろうと、住民らが「歩く壱岐実行委員会」を結成。全鏡の愛称にちなみ、「おいきの旅」と名付けて挑戦を続けてきた。

 約20人の一行は夜通しマイクロバスを走らせて27日朝、博多港(福岡市)に到着し、時速80キロの高速船で壱岐島へ。玄界灘の荒波にもまれ、「全鏡さんも海を渡るのは大変だったのだろう」と遠い昔に思いをはせながら、船酔いと闘った。港では壱岐市の関係者が温かく出迎え、弥兵衛が世話になったとされる見性寺の跡地に立つ「見性寺堂」から最終目的地の弥兵衛の墓まで約3キロを歩き、万歳でゴールした。

 墓参りの後は壱岐市の名産「鬼凧」の職人で、弥兵衛の墓を長年守ってきた平尾明丈さん(89)にあいさつ。4月の出発式で、全鏡が修行したと伝わる桐葉寺(朝来市山東町)から託された観音様を贈った。

 実行委員長の濱信雄さん(67)は「皆の協力でゴールでき、壱岐との絆がより深まった。一人でこの距離を歩いた全鏡さんの苦労と偉大さを改めて感じた」と話した。(長谷部崇)

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