但馬

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真剣な表情で船を漁場に向ける中村信人船長(左)と西村成輝さん
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真剣な表情で船を漁場に向ける中村信人船長(左)と西村成輝さん
マツバガニ漁の解禁を受け、熱気が込もった初競り=柴山港
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マツバガニ漁の解禁を受け、熱気が込もった初競り=柴山港
甲板の仕分け場で、甲羅の大きさを測る船員たち
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甲板の仕分け場で、甲羅の大きさを測る船員たち

 マツバガニ(ズワイガニ雄)漁が6日午前0時、山陰沖の日本海で解禁された。兵庫県の但馬でも各漁港から漁船が出港し、家族や水産加工業者、観光関係者の期待を背負い、船員たちが夜通し漁に励んだ。

 冬の味覚・マツバガニ(ズワイガニ雄)漁が解禁された6日、但馬の各漁港から出た計48隻の沖合底引き網漁船が、日付が変わると同時に、一斉に網を投げ入れた。神戸新聞但馬総局の記者2人が、新温泉町の浜坂漁協に所属する「順風丸」(56トン)=中村信人船長(52)=に同乗し、解禁日の漁を取材した。

 5日午後10時40分、新温泉町の浜坂、諸寄漁港から、順風丸など計15隻が出港。沖合で時間調整した後、同町から約20キロ北の漁場へ。網を入れた後、船を進めて網で海底を引きながら魚介類を捕った。午前1時半ごろ、1回目の漁で大量のセコガニ(ズワイガニ雌)やマツバガニが揚がった。

 順風丸の操舵室では、中村船長の隣で、西村成輝さん(31)が業務を補佐していた。昨季から同船に乗り、後継者として船の運航や漁のノウハウなどを学ぶ。一般的には、子どもや親族が跡を継ぐことが多いが、2人に血縁関係はない。

 自らの子どもは娘3人。加えて中村船長は「大学を出てから船に乗り、27歳で船長を継いだが、本当は船に乗りたくなかった」と話す。無理に血縁者から選ぶのではなく、やる気のある人探す中、新温泉町出身で当時、鳥取の漁船に乗っていた西村さんと出会った。

 西村さんは「『自らの力が水揚げに直結する船長になりたい』と思っていた」と話す。中村さんも「やる気がある。5年もたたずに任せられるようになりそうだ」と手応えを感じる。

 西村さんは、出港後しばらく船長の補佐をした後、甲板へ。調子の悪い機器の調整や、若い乗組員への指導などを勢力的にこなしながら、仕分けに当たった。

 同船はこの日、7回網を入れ、漁獲はマツバガニ330匹、セコガニ4800匹。中村船長は「甲羅などがきれいなカニが少ないが、数は昨年並み」とほっとした表情に。帰港後、カニなどを港に揚げた後、競りも待たず再び出港した。(小日向務、金海隆至)

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