但馬

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鼓ケ滝付近に新たに設置される橋のイメージ図
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鼓ケ滝付近に新たに設置される橋のイメージ図
天滝に向かう登山道の橋の再建に協力する、神戸大山岳会のメンバー=養父市大屋町筏
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天滝に向かう登山道の橋の再建に協力する、神戸大山岳会のメンバー=養父市大屋町筏

 7月の西日本豪雨で流失した、兵庫県養父市の観光名所「天滝」(同市大屋町筏)に向かう登山道の橋の再建を、同市が進めている。流失したのは鼓ケ滝付近の木製の橋(全長約10メートル)で、新たに鉄製の橋を設置する。年内の完成を目指しており、作業用の発電機や資材となる鉄パイプなどの運搬には、神戸大学山岳部のメンバーらが協力。登山口から続く急な坂道を、一日に何度も往復している。(桑名良典)

 天滝は落差98メートルで、「日本の滝百選」にも選ばれている。登山道の入り口から天滝までは約1・2キロ。その間に夫婦滝や鼓ケ滝、糸滝など多くの滝があり、登山コースとしても人気を集めている。

 7月上旬の豪雨で、このうち鼓ケ滝近くの木製の橋が流され、川を渡れない状態となった。今夏には地元ボランティアらでつくる「天滝を生かす会」のメンバーが丸太を運ぶなどし、応急用の橋などを設置。暫定的な通路を確保した。

 今回、整備費1千万円を投じて橋を再建するが、困ったのが資材を運搬する人員だった。そこで頼ったのが、神戸大山岳部とOB組織の山岳会。同会が氷ノ山にヒュッテなどを持つ縁で、協力の要請に応えたという。

 着工前の10月27日には、屈強な“山男”7人が、重さ40キロもある発電機や6メートルを超す鉄パイプ、コンクリートの材料を運んだ。週末ごとに運搬作業に協力、11月11日まで行う予定だ。市建設課の担当者は「トラックなどで運べない場所で、若い力が頼りになる」と感謝する。

 山岳会の居谷千春会長(68)は「養父市にある氷ノ山は、私たちにとって『母なる山』。冬山登山を控える若い部員には、ちょうどいいトレーニングになる」と話していた。

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