但馬

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保育園の園舎を活用した通所介護施設「デイサービスどんぐり」。長瀬さん(右奥から2人目)と職員らが働く=香美町村岡区入江
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保育園の園舎を活用した通所介護施設「デイサービスどんぐり」。長瀬さん(右奥から2人目)と職員らが働く=香美町村岡区入江

 兵庫県香美町村岡区入江で、今年3月末に閉園した「どんぐり保育園」の園舎を活用した、新たな通所介護施設「デイサービスどんぐり」がこのほど開業した。公立八鹿病院(養父市八鹿町)に長年勤めてきた地元の准看護師、長瀬勝利さん(51)=香美町=が運営会社を設立。「利用者主体の介護やケアを目指す上で、願ってもない立地」と意欲を見せている。(金海隆至)

 同町によると、町内の介護サービス事業所で、幼稚園や保育園の園舎を使ってオープンした初のケースという。

 新たな施設では、保育室をランチルームに改装。遊戯室は、元々あったピアノや遊具の一部を生かすほか、カラオケ設備を整え、リハビリ・レクリエーション室として使う。園庭ではグラウンドゴルフなどの野外運動が楽しめ、敷地に隣接する畑で野菜の栽培もできるという。また閉園したどんぐり保育園と福岡保育所から調理師2人を採用し、手作りの食事を提供する。

 どんぐり保育園は1959年、地元の社会福祉法人が開園。射添地区の幼児が通園してきたが、少子化の影響で今春、兎塚地区の福岡保育所とともに、同区村岡の宝樹保育園に統合された。築35年の園舎の使途は、地元でも大きな関心を集めていた。

 長瀬さんは公立八鹿病院の地域包括ケア病棟などで、入院患者の看護やリハビリ補助などに励む中、「規模が大きい施設ほど、利用者のペースに合わせて関わることが難しい」と感じていた。そんな折、どんぐり保育園園舎の活用先を公募していると知った。長女(11)と長男(5)、自身を含めた親子3人も卒園した、思い入れのある保育園。「どんぐりの名前も残せる」と、病院を退職して通所介護施設のオープンを決意した。

 長瀬さんは「好きな趣味が存分に楽しめ、在宅での自立につながるケアを考えたい。家庭にいるように過ごしてもらえたら」と話している。

 村岡、小代両区の在住者が対象で、1日最大18人を受け入れる。TEL0796・95・0207

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