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山田風太郎賞を受けた作品の舞台裏について話す池上永一さん=関宮公民館
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山田風太郎賞を受けた作品の舞台裏について話す池上永一さん=関宮公民館

 兵庫県養父市関宮出身の作家、山田風太郎さんの魅力を伝える「風太郎祭」が23日、地元の関宮公民館であった。沖縄から南米のボリビアに渡った女性を描いた小説「ヒストリア」で昨年、山田風太郎賞を受けた作家池上永一さん(48)=東京都=が「ボリビアの日系社会」と題して講演した。

 池上さんは沖縄出身。沖縄の伝承と現代を融合した作風が特徴で、ドラマや映画も制作された「テンペスト」などで知られる。

 講演会には約40人が参加。池上さんは、テレビ番組で、完璧なウチナーグチ(沖縄の言葉)を話す子どもがボリビアにいるのを目にし、調査を始めたと紹介。戦後、米軍基地の土地を確保するため、ボリビアに移住させられた集団があったと突き止め、現地取材も経て、20年越しで作品を仕上げたという。

 池上さんは「農業で成功したボリビアの日系人たちは、熱烈に日本を思い、支援したいと思っている」とし、「日本側は、無知ゆえに気持ちを受け止め切れていない。日本人の同胞に会いに行く気持ちでボリビアを訪ねてみて」と呼び掛けた。(阿部江利)

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