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1年ぶりに復活した「矢田川みそ」。本格販売が始まった=道の駅「あゆの里矢田川」
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1年ぶりに復活した「矢田川みそ」。本格販売が始まった=道の駅「あゆの里矢田川」

 香ばしさと優しい味わいで親しまれた、兵庫県香美町村岡区の特産品「矢田川みそ」が1年ぶりに復活し、1日から道の駅「あゆの里矢田川」(同区長瀬)で本格販売が始まった。製造する女性たちの高齢化などで、生産が一時中断。“自慢の味”の継承が危ぶまれていたが、同道の駅を運営する住民グループが昨秋から製造に乗り出し、供給体制を整えた。ラベルも一新した新生みその評判は上々で、関係者は「この味なら自信を持ってファンに届けられる」と太鼓判を押す。(金海隆至)

 「矢田川みそ」は、1999年の同道の駅オープンに合わせ、販売を始めた。原材料は、県内産の大豆と塩に、村岡産のコシヒカリで作った米こうじ。地元婦人会を中心とした女性たちでつくるグループが、隣接する加工施設などで長年生産してきたが、メンバーの高齢化のため2015~16年シーズンを最後に生産を中止した。グループも16年秋に解散し、昨夏にはついに在庫も尽きていた。

 しかし、地域内外の愛好家からは販売中止を惜しむ声が殺到。「看板商品」の力を改めて感じた、同道の駅を運営する住民グループ「大平会」が、事業を引き継ぐことを決めたという。“産みの親”の元メンバーたちから、製法や配合について教えを請い、新たに雇用した地元女性ら計10人で製造を再開。昨年11月から同12月まで、みそ約3トンの仕込み作業を行い、約1年かけて熟成させた。

 昨年からみそ作りに携わる女性(61)=同町=は「塩分量を上手に調整して、まろやかな味に仕上がった。伝授されたレシピ通り」と出来栄えに胸を張る。

 11月3日、同道の駅で試験販売した約30個は即日完売。変わらぬ味への根強い人気が証明された。

 製造を取りまとめる「大平会」副会長の奥谷光正さん(68)は「地域の元気の源を簡単に失うわけにはいかない。復活を待ち望んでいた人に喜んでもらえたらうれしい」と話している。

 700グラム780円(税込み)。同道の駅TEL0796・95・1369

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