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きびきびと動いて自分の役割をこなす生徒たち=和田山高校
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きびきびと動いて自分の役割をこなす生徒たち=和田山高校

 和田山高校(兵庫県朝来市和田山町枚田岡)の3年生約20人がこのほど、授業で結成した架空の消防団の“団員”となり、小型ポンプ操法の水出し訓練に臨んだ。将来の防災リーダーを育てるための取り組みで、高校の授業で消防操法を採り入れるのは、消防関係者も「聞いたことがない」という。(長谷部崇)

 今年から始まった、総合的な学習の選択授業「サバイバル・マネジメント」(週2時間)の一環。授業では、鹿肉解体や火起こし体験、救命講習などを通じ、実践的な「生きる力」を身につける。

 授業を担当する平山剛士教諭(48)と安保直哉教諭(34)はそれぞれ、消防団OBと現役の消防団員。担い手不足が深刻化している消防団への関心を高めてもらおうと、授業の中で架空の消防団「和田山高校予備消防団」を設立した。朝来市から小型ポンプ1台とホースを借り、4人1組で行う小型ポンプ操法を、4月から計28時間にわたって繰り返してきた。

 小型ポンプ操法の訓練では「気をつけ!」「頭ぁー、中!」と、授業のあいさつも消防式に。水出し訓練は初めてで、校舎の屋内消火栓から水を引き、小型ポンプを稼働。3本のホースや筒先を結合させ、ポンプから約60メートル離れた標的に放水した。途中、ホースの裂け目から水があふれたり、ポンプのエンジンが止まったりするアクシデントもあったが、生徒たちはきびきびと役割をこなした。

 見学に訪れた、南但消防本部消防司令の田上英樹さん(52)は「二十数年消防にいるが、高校でポンプ操法を行うのは聞いたことがない」と感心した様子。男子生徒(17)=朝来市=は、父が消防団員で自分も卒業後に入団するつもりといい、「水の圧が思ったより強く、人の安全を守る重みを感じた」と振り返った。

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