但馬

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剪定など本格的な治療が施された養父市指定文化財の「関神社の大カヤ」=養父市関宮
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剪定など本格的な治療が施された養父市指定文化財の「関神社の大カヤ」=養父市関宮
根元の土を取り除くなどして土壌改良などに取り組んだ(養父市教委提供)=養父市関宮
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根元の土を取り除くなどして土壌改良などに取り組んだ(養父市教委提供)=養父市関宮

 樹勢が衰えていた、兵庫県養父市関宮の関神社にあるカヤの木を復活させるため、地元住民の要請を受けた樹木医らが、本格的な治療を始めた。市指定文化財で地域のシンボルになっている、樹齢約500年とみられる巨木。樹木医らは枯れ枝を伐採したり、根元の土壌を改良したりして本格的な処置を施した。住民は「枝張りの立派な、風格ある木がよみがえるのが楽しみ」と期待を寄せている。(桑名良典)

 治療を受けたのは「関神社の大カヤ」。1978年に市の指定文化財となった。境内の中央にあり、高さ28メートル、幹回り4・8メートル。木の中部から下部はよく茂っているが、上部は生育不良で、全体としてバランスが悪くなっていた。

 朝来市新井の樹木医、宮田和男さん(77)が、11月初旬から治療を始めた。まず、木全体の約3割の枝を切り落とした。さらに、根元は土が固まり、幹の周囲に広がる根に水が浸透しなくなっていたため、地面に小さな穴を掘って液肥3千リットルを注入した。

 剪定を終えると、幹の先端部から枝が垂れ下がった、美しいカヤの枝が現れた。宮田さんによると、「遺伝的な変異なのか積雪の影響か、原因は分からないが『枝垂れカヤ』といえる状態だ。こんなのを見るのは初めて」という。

 関宮区の宮岡秀司区長(61)は「冬の間は枝や固まった雪が落下していたが、剪定によって危険がなくなった。樹勢回復には相当の時間が掛かるが、大切に守っていきたい」と話している。

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