但馬

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農家がエゴマを使って開発した食用油やせっけん=新温泉町浜坂
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農家がエゴマを使って開発した食用油やせっけん=新温泉町浜坂
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農家がエゴマを使って開発した食用油やせっけん=新温泉町浜坂
商品化が進められているエゴマの種
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商品化が進められているエゴマの種

 体に良いとされ、人気となっているエゴマを使った食用油やせっけんを、兵庫県新温泉町の農家でつくる「新温泉町えごま研究会」(谷口正友会長)が製品化し、1月半ばにも発売する。エゴマの栽培は、手間が少なくシカなどの食害も受けにくいため、耕作放棄地を減らす目的で同町農業委員会(松元けい子会長)が発案。試験栽培などを経て、同研究会に製品化などを引き継いだ。(小日向務)

 エゴマはシソの仲間の1年草。葉や花の形がシソに似ており、小さな種を作る。日本では古くから栽培され、種から絞った油は食用や防水用の塗料などとして使われていたらしい。県新温泉農業改良普及センターによると、県内で研究会などを作り、本格的に栽培するのは初めてという。

 同町農業委員会によると、町内の遊休農地・耕作放棄地は約103ヘクタールと、耕作地全体の約1割を占めるという。同時に農家の高齢化や減少も進んでいる。

 そこで同委員会はエゴマに着目。2016年度に特産化する方針を決め、17年度から試験栽培を始めた。18年度には農家有志を含め、約1・2ヘクタールで栽培したという。同年1月には、日本エゴマ普及協会(本部・岐阜県)から講師を招いて講演会も開いた。

 試験栽培の結果などを受け、18年4月に「えごま研究会」を設立。現在のメンバーは20人で、栽培や特産品の開発などについて研究を続け、エゴマ油とせっけんを商品化した。

 エゴマ油は近年、血流改善などに効果があるという「α-リノレン酸」を豊富に含んでいることが判明している。新商品は70グラム瓶(税込み1998円)で約900本を製造。そのまま飲んだり、オリーブオイルのようにパンに付けて食べたりするのがお勧めという。せっけん(80グラム、同1188円)はエゴマ油に加え、ヤシ油などの天然素材を使って2600個を作った。「洗った後、肌が突っ張らず、しっとりする」という。

 製造は鳥取市や三木市の業者が担う。研究会の谷口会長は「エゴマ油は恒常的に不足している、と聞いている。まずは栽培農家が食べて元気になり、口コミで広げたい」とし、「将来的には稲作と同程度の収入が得られるようにしたい」と意気込む。

 1月半ばから販売する予定で、現在予約を受け付けている。同時に、栽培農家や商品を売る販売業者も募集している。

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