但馬

  • 印刷
香美町がわなを設置する予定地。米やオレンジなどの餌を置いて、慣れた後にわなを仕掛ける予定=香美町香住区上計
拡大
香美町がわなを設置する予定地。米やオレンジなどの餌を置いて、慣れた後にわなを仕掛ける予定=香美町香住区上計
香美町がわなを設置する予定地。米やオレンジなどの餌を置いて、慣れた後にわなを仕掛ける予定=香美町香住区上計
拡大
香美町がわなを設置する予定地。米やオレンジなどの餌を置いて、慣れた後にわなを仕掛ける予定=香美町香住区上計

 兵庫県香美町香住区の上計と沖浦地区で昨年12月から今年1月にかけて、ニホンザルの目撃情報が相次いでいる。集落の南の山林から、餌を探しに来たとみられ、民家の米や仏壇の供え物などが盗まれる被害が多発。両地区は海岸沿いの集落で、同町でサルが海岸部に長期間出没し、民家に侵入するケースは珍しいという。町はサルの追い払いや捕獲に乗り出している。(金海隆至)

 町によると、上計地区では昨年12月6日以降、柴山小学校から「通学中の児童や見守りに立つ保護者らがサルを見掛けた」という通報が相次いだ。1月上旬には隣の沖浦地区で、住民の通報を受けて現場に来た同町職員らが、民家裏手にいるサル1頭を目撃。その後も上計地区を中心に、多い時は5、6頭ほどで出没したという情報が、1月末までに計10件寄せられた。

 このほか上計地区では、民家に侵入したケースも5件ほどあったという。いずれも屋内の米袋を破って食べられたり、仏壇に供えていた果物が奪われたりする被害が出たという。実際に米を食べられた同地区長の今西基さん(63)は、「家族が普段使わない入り口の引き戸が開けられており、サルはそこから忍び込んだようだ。上計に40年近く住むが、ここまで大胆に家屋に入り込まれた例は記憶にない」と驚きを隠さない。

 香美町では近年、小代区に生息するニホンザルの群れが行動範囲を拡大。村岡区の射添地区などでも、農作物の被害が増えている。しかし、今回目撃されているサルの性別や頭数、移動経路などは不明で、同町農林水産課は「香住区でも年に数回目撃されることがあり、群れから離れたサルが冬の餌を求めて来たのだろうが、どこからかは定かではない」とする。

 同課は対策として、家屋の戸締まりを厳重にする▽集落内に生ごみや食べ物を出さない-といった注意を住民に呼び掛ける。またサルを追い払うためのロケット花火を、両地区に計200発以上配布したほか、地元猟友会とわなによる捕獲準備も進めている。

 同課の担当者は「地域の山林に居着かれると、児童や住民らに危害を及ぼす恐れが高まる。民家は餌場ではなく、人や集落は怖いと覚え込ませるため、住民と協力して追い払いや捕獲に当たりたい」と話す。

 目撃情報などは同課(TEL0796・36・0846)へ。

但馬の最新
もっと見る

天気(4月23日)

  • 24℃
  • 14℃
  • 20%

  • 29℃
  • 8℃
  • 10%

  • 27℃
  • 13℃
  • 30%

  • 27℃
  • 11℃
  • 30%

お知らせ