但馬

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捕獲から食肉加工、出荷までジビエの情報を一元管理するアプリを開発したメンバー=養父市役所
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捕獲から食肉加工、出荷までジビエの情報を一元管理するアプリを開発したメンバー=養父市役所
ジビエの個体情報が詰まったQRコード入りラベル
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ジビエの個体情報が詰まったQRコード入りラベル

 シカの捕獲から食肉加工、出荷までの経路をたどるトレーサビリティー(生産流通履歴)を管理できる新システムを、兵庫県養父市の「宝塚ジビエ工房」が開発した。捕れた場所や捕獲方法、個体番号などを、スマートフォンなどで登録し、QRコードで読み取れるようにした。これまで書類にまとめていた情報がスマホで簡単に見られ、狩猟者や食肉加工業者の業務も効率化できる。また透明性や安全性の向上も見込めるという。(桑名良典)

 同社は2016年11月、養父市大屋町和田にシカ肉加工施設「宝塚ジビエ工房」をオープンさせた。市内の山林で捕獲したシカを解体処理し、主に都市部の飲食店などに販売している。

 今回開発したのは、捕獲した野生のシカやイノシシなどの食肉「ジビエ」の情報を一元的に管理できる仕組み。狩猟者が捕獲場所で、スマホなどを使って写真撮影すれば、日時や場所が自動的に登録される。ほかにも肉の加工施設で、部位ごとの重さや出荷情報などを入力する。

 これらの情報はインターネットで管理され、打ち出されたラベルに記されたQRコードを読み取れば、いつ捕れたか、捕獲方法、部位の重さ、ランク、熟成期間などを見ることができる。出荷先の飲食店も閲覧することができ、食肉に問題があれば流通現場から生産者を逆追跡もできる。

 開発に協力したのは、計量機の製造や販売を手掛けるイシダ(京都)の子会社や、大阪のソフト開発会社。約1年かけて完成させた。すでに京都府京丹波町の施設で試験運用が始まり、ほかにも問い合わせがあるという。

 宝塚ジビエ工房の宇仁菅諭さんは「これまで、多くの猟師が手書きで帳簿に付けていた。アプリの活用で負担が軽減されるほか、ジビエの安全性向上につながる」と話している。問い合わせは同工房TEL079・774・0234

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