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射添和紙で作った「和雲」を手にする井端実優さん(中央)ら=香美町村岡区長須
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射添和紙で作った「和雲」を手にする井端実優さん(中央)ら=香美町村岡区長須

 村岡高校(兵庫県香美町村岡区村岡)3年井端実優さん(18)が、地域課題の解決に取り組んだ学びの成果を分かち合う「全国高校生マイプロジェクトアワード2018全国サミット」(22~24日、東京都)の学校部門に、同校の「紙漉き班」代表として出場する。「つながりの先に、射添(いそう)紙」と題したプロジェクトで、村岡区長須地区に伝わる手漉きの「射添和紙」の魅力や、制作を通じて得た経験を発表する。(金海隆至)

 同サミットは都内のNPO法人カタリバに事務局を置く実行委員会が2013年度から主催し、6回目。高校生が身近な課題や関心を題材に立ち上げた「マイプロジェクト」を実行した体験型学習の成果を発表し、優れたプロジェクトを表彰する。同校の「紙漉き班」は北近畿選考会と関西大会を通過し、学校と個人・グループの計2部門32代表の一つに選ばれた。

 地域住民との協働を目指す同校で、井端さんは2年の時から「紙漉き班」の一員として活動。長須地区の旧公民館を拠点に、元地域おこし協力隊の本多秋香さん(41)らから射添和紙作りの指導を受け、地元のマラソン大会の賞状を作成したり、小学生の体験授業を手伝ったりしてきた。

 昨年は新たな和紙の活用法として、5センチ四方の立方体の中から発光ダイオード(LED)で照らすオブジェ「和雲」を考案した。底に工芸漆を塗ることで水に浮く。8月には同県新温泉町の老舗旅館の親水空間で初めて披露し、幻想的な雰囲気を演出。その後も地元集落の地蔵盆などで使われ、好評を得た。

 「これまでは和紙の魅力を一方向に伝えるだけだったのが、和雲を活用する提案を通して、地元の人たちと双方向のつながりや一体感を生むことができた」と井端さん。全国サミットへ向けて「和紙作りに関わる人がもっと増えてほしい。各地の生徒にも興味を持ってもらい、また違ったコラボレーションが生まれるとうれしい」と話している。

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