但馬

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新酒を完成させた杜氏の田村豊和さん(右)と新社名の看板を持つ岡本英樹社長=新温泉町用土
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新酒を完成させた杜氏の田村豊和さん(右)と新社名の看板を持つ岡本英樹社長=新温泉町用土

 但馬杜氏の里、兵庫県新温泉町に開設された日本酒の酒蔵で仕込んだ新酒が完成し、16日、製品や銘柄名が発表された。同町出身の登山家加藤文太郎にちなんで酒蔵の社名を「文太郎」に変更。新酒は25日、直売店や同町の道の駅、スーパーなどで発売される。(小日向務)

 京都府京丹後市にあった永雄酒造を元町長の岡本英樹さん(68)が引き継ぎ、所在地を同町用土に移転。今月1日に株式会社とした。杜氏は同町の田村豊和さん(83)と森口隆夫さん(76)が務める。

 「仕込み時期に気温が高く苦労した」と田村さん。気温が5月下旬並みとなった3月には、発酵が進み過ぎないように大量の氷を買い、もろみに入れて温度を下げたこともあった。

 完成した新酒の銘柄は5種類で計7500リットル、一升瓶(1・8リットル)換算で約4千本。40%精米の山田錦を使って2人がそれぞれ2カ月がかりで造った大吟醸「孤高」は杜氏名入りで販売する。720ミリリットル瓶各1本のセットで1万800円。五百万石の純米大吟醸「文太郎」(720ミリリットル4320円、1・8リットル7560円)もある。

 他の3種類は同町産の兵庫北錦を使用した。「いで湯美人」は特別純米酒生酛(3240円、5400円)や上撰(1080円、2160円)など。永雄酒造から引き継いだ古酒の純米酒「単独行」と普通酒「文太郎」(720ミリリットル各1本のセットで2万1600円)も販売する。

 田村さんは「米のうま味がしっかり出た濃い味わい」にこだわり、森口さんは「気品のある味」を追求したといい、いずれも満足のいく出来に仕上がったという。

 岡本社長は「酒造はゼロからのスタート。杜氏が多く、酒米が栽培されている地の利を得た上、周囲の協力で初めての製品ができた。感慨無量。地域の酒として育てたい」と話している。文太郎TEL0796・80・2830(ファクス兼用)

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