但馬

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温泉の湯につけて種もみを消毒する谷口正友さん=ユートピア浜坂
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温泉の湯につけて種もみを消毒する谷口正友さん=ユートピア浜坂

 兵庫県新温泉町対田の農事組合法人「アイガモの谷口」が、温泉の湯を使って種もみを消毒する試験的な取り組みを始めた。自然のエネルギーを使った農業に関心のある同法人に、温泉を利用した活性化策を進める同町が協力。効果などを確認した後、一般でも使いやすい環境を整える考えだ。(小日向務)

 種もみは発芽後、病気にかかりにくくするため、まく前に消毒する。一般的には薬品を使うことが多いが、環境などに配慮し、お湯で消毒する農家もあり、電気で水を温める専用装置も販売されている。

 農業への温泉利用を模索する同町が同法人に相談し、試行が決まった。60度程度の湯温が必要になるため、温泉を使った消毒は珍しいという。

 22日、浜坂温泉の拠点施設「ユートピア浜坂」(同町浜坂)で作業を行った。同温泉の源泉は約73度。62度に調整されているタンクから特別にお湯をおけに引き、約40キロの種もみを消毒した。10日間程度、水につけた後、苗箱にまく。同法人は約11ヘクタールで稲作をしており、育てた苗は6月から田に植えるという。

 同法人代表の谷口正友さん(51)は「アイガモ農法など自然の循環を取り入れた農業をしており、興味を引かれた。経費節減にもなり、『温泉を使って作った米』として売り物にもなる」と説明する。

 同町おんせん天国室の中井達也係長は「種もみの消毒だけでなく、さまざまな面で温泉の活用を進めたい」と話している。

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