但馬

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2020年の東京五輪を盛り上げようと、1964年の聖火リレー関連資料を展示する山内時計眼鏡店=養父市八鹿町八鹿
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2020年の東京五輪を盛り上げようと、1964年の聖火リレー関連資料を展示する山内時計眼鏡店=養父市八鹿町八鹿
1964年の東京五輪の聖火ランナーとして、旧八鹿中学校のグラウンドを走る浜田忠司さん(浜田さん提供)
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1964年の東京五輪の聖火ランナーとして、旧八鹿中学校のグラウンドを走る浜田忠司さん(浜田さん提供)

 1964(昭和39)年の東京五輪で、兵庫県養父市八鹿町を駆け抜けた聖火リレーについて伝える展示を、同町八鹿の山内時計眼鏡店が始めた。聖火リレーの様子を撮影した写真や新聞などを展示して、当時の熱気や高度経済成長下での街のにぎわいを紹介している。また来年の東京五輪までのカウントダウンを示す電光掲示板も設置し、歓迎ムードを高めている。(桑名良典)

 当時、全国を巡った聖火リレーは兵庫県内では二つのコースで走った。瀬戸内側を赤穂市から通ったルートと、新温泉町から但馬各地をつないだルート。八鹿町では9月26、27日の2日間、聖火をつないだ。

 八鹿の中心街を通って、聖火が1泊した旧八鹿中学校に駆け込んだのは当時、旧八鹿町職員だった濱田忠司さん(74)。青年団の役員だったことなどから推薦を受けた。多くは地域の若手が選出され、八鹿高校生らに交じり最年長だった。

 夜中にトーチ代わりのバットを掲げて練習を重ねたという。「ばったり会った近所のおばちゃんに逃げ出されて」と笑う。当日は「実家の前で両親が見てくれていたが、緊張で覚えていない。運動場いっぱいに人がいて、歓迎する熱気が渦を巻いているようでした」と振り返る。

 濱田さんから写真の提供を受けて、同時計眼鏡店の店主、山内正文さん(73)は、店頭に東京五輪をPRする展示を企画。聖火リレー本番と練習会の様子などを撮影した写真や当時の新聞記事、記念メダルなどを飾っている。来年7月24日の開幕までのカウントダウンを示す電光掲示板も用意。陸上の大会などで使用される長さ1・3メートルのサイズで、開会式までの時間を刻んでいる。

 当時のアルバムを孫と見ながら濱田さんは「来年の五輪は若い人たちが元気になるよう、日本の選手が活躍してくれるといいですね」と期待を込める。一方、山内さんは「店の前で中高生も関心を持って見てくれている。商店街を中心とした当時の八鹿の熱気を感じて」と話している。

 来年の夏ごろまで展示予定。同店TEL079・662・2697

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