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5年ぶりに書の個展を開いた和多田尚司さん=豊岡市日高町栗栖野
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5年ぶりに書の個展を開いた和多田尚司さん=豊岡市日高町栗栖野

 脳内出血の後遺症で右半身にまひがある兵庫県豊岡市の和多田尚司さん(47)の書道展が、道の駅神鍋高原で開かれている。5年ぶりの3回目の開催。利き腕とは逆の左手でしたためた「向上心」「人生は楽しむもの」などお気に入りの言葉や絵など75点が並ぶ。太筆の筆致や半紙に飛び散った墨汁から、生きる喜びや大切な人への感謝が伝わる。18日まで。(末吉佳希)

 27歳だった1999年、脳内出血で倒れ、一命を取り留めたものの右半身不随や言語障害の後遺症を負った。リハビリの一環で書道と出会い、養父市の書家西野玉龍さんに師事し、自らの筆法を追求してきた。

 創作場所は、母延子さんがおかみを務める自宅兼民宿の調理場。日常生活でふと心に浮かんだ言葉や、読書中に印象に残ったフレーズをノートに書き、横2メートル、縦6メートルの卓上で半紙に落とし込む。

 会場には、薄紅の掛け軸に丸みのある文字でつづった「笑う門には福来る」▽母親を思い浮かべたという「あなたが大切」▽脳梗塞の経験がある友人から譲り受けたついたてに書いた小林一茶の俳句「やせ蛙まけるな一茶これにあり」-などが力強く躍る。

 家族と訪れた女性(82)=鳥取県=は「温かい言葉が並び、書き手の人柄が伝わる」と話していた。

 会場に並ぶ書は有料で譲る。

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