但馬

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新温泉町や香美町に伝わる麒麟獅子舞=5月6日、新温泉町諸寄
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新温泉町や香美町に伝わる麒麟獅子舞=5月6日、新温泉町諸寄
健やかな成長を願って子どもの頭をかむ麒麟獅子=2018年10月5日、香美町香住区鎧
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健やかな成長を願って子どもの頭をかむ麒麟獅子=2018年10月5日、香美町香住区鎧
日本海の風などが生んだ町並みとして構成文化財となった味原川周辺=新温泉町浜坂
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日本海の風などが生んだ町並みとして構成文化財となった味原川周辺=新温泉町浜坂

 兵庫県新温泉町や香美町、鳥取市など1市6町に伝わる伝統行事「麒麟獅子舞」や背景となった地形、自然などをテーマにした日本遺産「日本海の風が生んだ絶景と秘境-幸せを呼ぶ霊獣・麒麟が舞う大地『因幡・但馬』」の申請が20日、認定された。決定を喜ぶ関係者らは、さらなる連携強化などに期待を寄せる。

 認定されたストーリーは「日本海から吹き付ける季節風や、風による波が砂丘や奇岩などを形作った上、風がもたらす豪雪に杉林などが育まれた。人々は厳しい風の季節を乗り越えた感謝を胸に、麒麟獅子を舞い続けている」などとする。

 構成文化財は31件。麒麟獅子舞のほか、石垣や商家、船着き場などが残る新温泉町浜坂味原川地区、高さ約40メートルの崖を横断する余部橋りょう(香美町)などが認定された。海岸や漁村集落、険しい山が連なる氷ノ山後山那岐山国定公園なども盛り込まれている。

 1市6町は以前から「麒麟のまち」として連携。昨年春には行政や経済団体などが、まちづくり組織(DMO)「麒麟のまち観光局」を設立した。香美町を除く1市5町は「因幡・但馬麒麟のまち連携中枢都市圏」も形成している。

 新温泉町役場では認定の連絡を受け、近くの浜坂高校から麒麟獅子舞サークルのメンバーを招いて西村銀三町長が報告。同サークル部長の中村眞弥さん(17)は「地域に魅力ある伝統があることが、全国的に知られるきっかけになる。後輩にもしっかり伝えたい」と喜び、西村町長は「圏域の文化や歴史、自然などの魅力を住民が誇りを持って受け継いできたことが評価された。今後のまちづくりにつなげたい」と話した。

 麒麟獅子舞が伝わる最東端の香美町香住区鎧では毎年10月に披露する。区長の藤原政信さん(71)は「若者が減る中、新たな担い手を確保するのが大変だが、地域の誇りとして守り続ける契機にしたい」と話す。浜上勇人町長は「認定の喜びを各市町と分かち合い、ストーリーを生かした観光振興や圏域の活性化にさらに取り組みたい」とコメントした。(小日向務、金海隆至)

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