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千度参りで社殿の周りを何度も歩き回る住民たち=豊岡市田結
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千度参りで社殿の周りを何度も歩き回る住民たち=豊岡市田結

 1925(大正14)年の北但大震災の発生から94年を迎えた23日、震源地に近い兵庫県豊岡市田結地区の八坂神社で、地元住民による「千度参り」が行われた。約20人が社殿の周囲を延べ千回回り、犠牲者の供養と地域の安全を願った。

 北但大震災は円山川河口付近を震源に発生。豊岡市内の約2540戸が全焼・全壊し、市民420人が犠牲になった。

 田結地区では83戸のうち82戸が全半壊し、7人が家屋の下敷きになるなどして亡くなっているが、救出作業より消火活動を優先し、火災による犠牲者はいなかったという。過去に火災で多くの住民が命を落としていたことから、迅速な防火の大切さが地域の教訓として伝わっていたとされる。

 千度参りは地域の安全などを願って古くから続いており、成人式と台風来襲などの恐れがある「二百十日」の日に加えて、震災発生日に行われている。住民らは午前5時半ごろから続々と高台にある境内を訪れ、社殿の周囲を1列になってぐるぐると周回。1周回るたびに手に持っていた細い木札を木箱に入れ、約30分間で千本を収め終わった。

 磯部一雄区長(65)は「震災を忘れないために続けている。災害の際には一丸となって対処していかなければいけない」と話していた。(石川 翠)

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