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「植村直己冒険賞」の記念盾とメダルを受け取った岡村隆さん=日高文化体育館
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「植村直己冒険賞」の記念盾とメダルを受け取った岡村隆さん=日高文化体育館

 兵庫県豊岡市日高町出身の冒険家、植村直己さんにちなんだ「第23回植村直己冒険賞」の授賞式が1日、日高文化体育館(同町袮布)であった。受賞者で探検家の岡村隆さん(70)=東京都練馬区=が「道なき未知へ-スリランカ密林遺跡探検50年」と題して講演した。(桑名良典)

 岡村さんは1973年から、スリランカの密林に埋もれる数多くの仏教遺跡の探査を始めた。探査した場所は258カ所に上る。授賞式では「ジャングルに入って遺跡を調査するという地道な活動に目を向けてくれたことに感謝します。敬愛する植村さんの名の付いた賞を頂け、身に余る光栄です」とあいさつした。

 講演では、探査を始めた当時の思いを「岩窟の中に埋もれた寺や仏像は、保護しないと壊されてしまう。人類が共有する貴重な文化遺産を放っておけないと感じた。また、古典的な探検ができることの喜びがあった」と振り返った。

 発掘調査の内容を写真や動画で紹介しながら「スリランカでの調査は広範に及び、少数の専門家で赴くより、現地のアマチュア探検家や市民に協力を求めるべき」と提言した。

 植村さんとの関係については、83年にモルディブの遺跡探査で競合相手となったことに触れた。帰国便の中で9時間語り合い、「自分のやり方で冒険を続ければいい」と、励まされたことが思い出深いという。

 最後に、地元の中学生から、次の目標などの質問を受け、岡村さんは「小さな発見でも一歩ずつ前へ進むことを心掛けてきた。スリランカでの調査を続け、来年にも新たな探検隊を結成したい」と話した。

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