但馬

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無農薬有機野菜のセット販売を始めた堀之内智裕さん=朝来市生野町栃原
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無農薬有機野菜のセット販売を始めた堀之内智裕さん=朝来市生野町栃原
バー「フォーカス」を開いた中家宜嗣さん=朝来市山東町末歳
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バー「フォーカス」を開いた中家宜嗣さん=朝来市山東町末歳

 兵庫県朝来市の地域おこし協力隊員として2017年4月に移住した中家宜嗣さん(40)=同市=と堀之内智裕さん(42)=同市=が今春、定住に向けてそれぞれ独自の事業を始めた。中家さんは音楽教室を兼ねたバーを開き、堀之内さんは無農薬野菜のセット販売を開始。協力隊員としての任期が残り1年を切る中、2人は自立を目指して試行錯誤を続けている。(竜門和諒)

 東京都から同市に移った中家さんは4月、かつてワインショップだったという空き店舗を利用し、同市山東町末歳でバー「フォーカス」を開いた。店内には趣味のギターが並び、都会的な雰囲気を醸し出す。

 大阪府豊中市出身。高校卒業後はバンド活動に熱中し、30歳を過ぎてから東京へ。会社員として働く中、結婚や子育てを意識したときに「子どもは自然に囲まれた環境で伸び伸び育てたい」と考え、朝来市へ移った。

 移住後は粟鹿地区自治協議会に所属し、地元産米のブランド化を目指して活動。昨年からは市山東支所の所属となり、「若者が集まる場を作りたい」と空き店舗の所有者に掛け合って、開店にこぎつけた。

 営業は金・土曜の夜で、平日はエレキギター教室を開講。平日の昼間は雑貨店として営業することを目指している。「バーもギター教室も朝来では珍しいが、協力隊員として来たからこそ挑戦できた。提供するドリンクも地元では少ないカクテル類が中心。地域の若者が憧れる店にしたい」と意気込む。

 一方、堀之内さんは宝塚市から移住。前職の音響機器会社員時代に2年9カ月のベトナム駐在を経験し、生き生きと生活する現地住民の姿に「いつかは農業をして生活したい」と考えたという。

 現在はいくの地域自治協議会に所属し、農産物加工グループが造るみそ製品などの販促を担当。業務の傍らで昨年からは農地約40アールを借り、米のほかに有機、無農薬でハクサイやニンジンなどの野菜20~30種を栽培している。

 販売方法にはこだわりがある。「採れたての野菜を地域の人たちと分け合いたい」との願いから、スーパーへの出荷は極力抑え、5~6種の野菜をセットにして地元住民に直接販売している。

 現在は地域住民と前払い式で契約を結び、収穫した新鮮な野菜を定期的に届ける仕組み「CSA」の展開を目指してビジネスモデルを模索。「地域みんなの家庭菜園のような感覚で、旬の野菜を楽しんでもらう仕組みを作りたい」と話している。

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