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火災から一夜明け、全焼した民家などが広がる一角=香美町香住区若松
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火災から一夜明け、全焼した民家などが広がる一角=香美町香住区若松

 「気付いたら火の海だった」-。兵庫県香美町香住区若松で13日夜に発生した火災は、民家や水産加工場などが立ち並ぶ一角に瞬く間に燃え広がった。約6時間後の14日未明に鎮火したが、16棟を焼く大規模な被害。避難した住民らは「信じられない」などと悲嘆に暮れ、地元の漁業・水産加工業関係者は基幹産業への打撃を懸念した。

 火災では美方広域消防署(新温泉町)への119番を受け、同署や香住分署、村岡出張所から消防車8台と消防士20人が出動。地元の消防団員162人と夜通しで消火作業に当たった。

 住宅は木造2階建ての4棟が被災した。早朝、沖合での勤務を終えて戻った底引き網漁船船長浜田興一さん(67)は、全焼した自宅を目の当たりにして「信じられない」と肩を落とした。出火当時、家にいた妻と父親は避難して無事だったというが「天井は焼け、家財道具は水浸しで使い物にならない」と言葉を振り絞った。

 水産加工場では、香住水産加工業協同組合(香美町香住区香住)によると3業者の工場が全焼したという。浜戸康幸総務課長(52)は「漁港の競り場で魚価を買い支える仲買人が欠けることになり、痛手だ。再起にも時間がかかるだろう」と影響の長期化を懸念した。

 火災を受けて同町は、被災した3世帯に日用品セットと毛布を配布したほか、要望に応じて「町営住宅への入居や町民税減免などの支援を検討する」としている。(金海隆至、小日向務)

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