但馬

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全国新酒鑑評会で大吟醸酒「但馬」が金賞を受けた此の友酒造の社員=朝来市山東町矢名瀬
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全国新酒鑑評会で大吟醸酒「但馬」が金賞を受けた此の友酒造の社員=朝来市山東町矢名瀬
酒蔵内の井戸からわき出た軟水を使い、フルーティに仕上げた「但馬」=朝来市山東町矢名瀬
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酒蔵内の井戸からわき出た軟水を使い、フルーティに仕上げた「但馬」=朝来市山東町矢名瀬

 兵庫県朝来市山東町矢名瀬、此の友酒造の大吟醸酒「但馬」が、新酒の品質や出来栄えを競う「全国新酒鑑評会」(2018酒造年度)で6年連続の金賞に輝いた。受賞銘柄には大規模な酒造会社の商標が並ぶ中、同社の木村祥三社長(60)は「小さな酒蔵だが、杜氏の長年の経験と勘が認められた」と喜んでいる。(竜門和諒)

 新酒鑑評会は清酒の品質向上などを目的に1911年に始まり、現在は独立行政法人「酒類総合研究所」(広島県)と国税局の職員らが鑑定する。今年は全国から857点が出品され、416点が入賞、237点が金賞を獲得した。

 此の友酒造は江戸時代から続く酒蔵。酒造りに水道水を使う酒蔵が増える中、同社では朝来市と丹波市を隔てる粟鹿山から流れる地下水を、ろ過せずにそのまま使用しているという。杜氏の勝原誠さん(46)は「軟水で、酒造りに適した宝の水」と胸を張る。

 酒造りに使う米は養父市や加東市で生産された高級酒米山田錦。精米歩合38%まで磨いた酒米に地下水を含ませる「浸漬」は秒単位の工程で、勝原さんは「吸水が足りなければ酒米に霧吹きで水を吹きかけて調整するなど気の抜けない作業」と話す。

 酵母を育てる工程に続き、火入れやろ過をして完成。今年も、リンゴを思わせる甘い香りと、かみしめたくなるようなしっかりとした風味に仕上がった。

 木村社長は「少しでもおいしいものを作りたいという思いが実った。最近は女性の飲酒も増えており、フルーティーな味わいはより多くの人に楽しんでもらえると思う」と自信を見せている。

 720ミリリットル入り5400円、一升瓶1万800円。公式サイトなどからも注文できる。此の友酒造TEL079・676・3035

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