但馬

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伐採されたアカマツが使われたバイオリンと(右から)制作者の中澤宗幸さん、保存会会長の松本智翔さん、バイオリニストの山内達哉さん=竹田城跡
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伐採されたアカマツが使われたバイオリンと(右から)制作者の中澤宗幸さん、保存会会長の松本智翔さん、バイオリニストの山内達哉さん=竹田城跡
伐採されたアカマツが使われたバイオリンを演奏するバイオリニストの山内達哉さん=竹田城跡
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伐採されたアカマツが使われたバイオリンを演奏するバイオリニストの山内達哉さん=竹田城跡

 昨年1月に国史跡・竹田城跡(兵庫県朝来市和田山町竹田)で伐採されたアカマツを使ったバイオリンが完成し、13日に城跡でお披露目された。関係者ら約50人が詰めかけ、「長年、竹田の住民を見守ったアカマツの音色を未来へ」との願いを乗せた調べに酔いしれた。

 伐採されたアカマツ(約15メートル)は城跡の南千畳に位置し、麓からもよく見えたため「天空の一本松」として親しまれた。しかし樹齢100年前後で、急増した観光客が木の周りを踏み歩いたことなども衰弱を早めたとみられ、2017年8月に枯死と診断された。

 バイオリンへの再生を手がけたのは、楽器修復で知られる中澤宗幸さん(78)=東京都=。名器「グァルネリ・デル・ジェス」のバイオリンをモデルに、表板と音を響かせる「魂柱」にアカマツを使った。中澤さんは「立ち枯れた木は水分が抜けるため、音がよく響くなどバイオリン作りに適していた」と話す。

 お披露目式では、多次勝昭市長らがあいさつし、バイオリニストの山内達哉さん(37)が演奏を披露。今後は「天空のヴァイオリン保存会」(松本智翔会長)が所有し、鹿児島県などの九州地方を襲った豪雨被災地への寄付に向けて、チャリティーコンサートなどを開く予定という。(竜門和諒)

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