但馬

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「古里香住の風景を届けたい」と初の個展を開いた谷渕博和香住郵便局長=ホッと蔵
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「古里香住の風景を届けたい」と初の個展を開いた谷渕博和香住郵便局長=ホッと蔵

 兵庫県香美町香住区の香住郵便局長谷渕博和さん(61)=同区=が趣味で撮影した古里香住の写真展「ふるさと~あなたに届けたい/香住からの手紙」が、絵手紙ギャラリー「ホッと蔵」(同区森)で開かれている。美しく変化に富んだ海岸線や満天の星、漁港に伝統的な祭りなど、香住の人々と自然が織り成す風景24点が並ぶ。28日まで(火曜休み)。

 谷渕さんは同区出身で、高槻郵便局(大阪府高槻市)に入局した18歳の初任給で一眼レフカメラを購入したほどの写真好き。香住郵便局長になってからもスナップや風景の撮影は続けていたが、5年前、但馬山岳写真会への入会をきっかけに本格的に取り組むようになったという。

 桜が咲き誇る岡見公園(同区一日市)の眼下に広がる静かな漁港と町並みや、観覧者の頭上に降り注ぐ海上花火など、三脚を据えて丹念に一枚一枚を撮影した。余部の崖の上の桜並木をバイクで駆け抜ける郵便配達員の後ろ姿を捉えた作品も。今子浦沖の奇岩かえる島を夕暮れ時に収めた「ひとり佇む」は、オレンジ色に染まった水平線にイカ釣り漁船のいさり火がぽつんと浮かぶ光景が幻想的だ。

 「海の色は日々変化するので、思ったような写真は狙っても撮れない。長年の配達業務などで知り尽くした地元を歩くからこそ、見たこともない景色に巡り合える機会も増える」。初めての個展に「手紙のように届けたい香住の風景はまだまだある。地元の人に再発見してもらい、町外の人に発信する機会にもなれば」と話している。

 午前10時~午後3時。会場の赤いポストにメッセージを投函した来場者には後日、お礼の写真はがきを送る。ホッと蔵TEL0796・36・3788

(金海隆至)

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