但馬

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実寸大の蒸気機関車の段ボール模型を見上げる子どもら=出石庁舎前広場
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実寸大の蒸気機関車の段ボール模型を見上げる子どもら=出石庁舎前広場
運転士を務めていた秋山雅美さん=出石庁舎前広場
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運転士を務めていた秋山雅美さん=出石庁舎前広場

 かつて兵庫県豊岡市出石町と同市日高町を走っていた「出石鉄道」の蒸気機関車(SL)を、段ボールで再現した実寸大の模型が完成、1日、同市出石町内町の出石庁舎前広場でお披露目の式典があった。元運転士の秋山雅美さん(93)=同市=も出席し、精巧な模型を感慨深く眺め、思い出話を語った。

 同市商工会青年部出石支部が、前身の会の発足50周年と、同鉄道の運営会社設立から100周年の節目に企画した。長さ約7・8メートル、幅約2・4メートル、高さ3・4メートルの「6号」と呼ばれた英国製。8日まで同広場で、13日から出石庁舎内で展示する。

 設計図など資料が残っておらず、京都府与謝野町に保管されている“兄弟車両”を計測するなどして図面に起こし、1月から毎日、作業を続けてきた。設計を担当した建築士の福岡匠平さん(36)は「厚さ5ミリの段ボールを何重にも重ねているが、強度を考慮するのが難しかった」と振り返る。

 式典では鉄道施設が撤去された1944年まで5年間、運転士を務めた秋山さんが出席。最後の走行も秋山さんが担当したといい、模型を目にして、しばらく言葉が出ない様子だった。

 「車庫の火災が発生し、慌ててロープをつないで引っ張り出そうとしたが、28トンの車両は全く動かなかった」「外国製で運転席が高く、台に立って操作していた。足元は板で隠した」などのエピソードに会場からは笑いが起こった。

 福住小学校4年の男児(10)は「こんな大きな機関車が走ってたなんてびっくり。段ボールの量にも驚いた」と話していた。(石川 翠)

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