但馬

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水揚げされたハタハタを前に、競り人の威勢の良い声が響いた初競り=香住漁港西港
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水揚げされたハタハタを前に、競り人の威勢の良い声が響いた初競り=香住漁港西港

 兵庫県但馬水産技術センター(同県香美町香住区境)はこのほど、8月に実施した沖合底引き網漁の漁獲傾向調査の結果を発表した。兵庫県が全国トップクラスの漁獲を誇るハタハタの調査結果は昨年の7割減と大幅に落ち込み、漁獲量はアカガレイとともに近年の平均を下回ると予測している。(金海隆至)

 調査は8月5~6日に但馬沖約36キロと、同19~21日に鳥取県の隠岐北方-大山沖約55キロで、調査船「たじま」によるトロール網試験操業により実施した。

 ハタハタは、大山沖水深240メートルと但馬沖水深180メートルで1網当たり100キロ前後の漁獲量があったが、隠岐北方-大山沖では水深240メートルより浅い地点での漁獲量が1網当たり18・5キロ。昨年の59・7キロから7割減、過去10年平均の73キロと比べても8割減と極めて低い水準だった。

 全体的には若い1歳魚(14センチ前後)が主体で、商品価値の高い2、3歳魚(16~18センチ前後)は年齢が上がるにつれて少なかった。同センターは「大山沖を中心に漁場が形成されるハタハタの漁獲は年変動が大きく、調査を漁の判断材料の一つにしてほしい」とする。

 一方、アカガレイは但馬沖-大山沖で1網当たり平均漁獲量が20・3キロと、昨年の24・8キロ、過去10年平均の29・7キロを下回った。漁場は但馬沖が中心になる見通し。

 エチゼンクラゲは全海域で網に掛かり、直径80センチ以上の大型も確認されたという。漁に支障はないとしているが、引き続き警戒を呼び掛けている。

■但馬の漁港初競り熱気

 沖合底引き網漁が1日に解禁され、但馬各地の漁港で2日、今季の初競りが行われた。但馬、浜坂漁協所属の漁船計44隻が操業。ハタハタやアカガレイ、スルメイカ、タラなど約73トンを水揚げし、早朝の競り場は集まった仲買人らの熱気に包まれた。

 香美町香住区若松の香住漁港西港には、操業漁船9隻のうち6隻が帰港。午前6時半からの競りでは、生きのいい魚介類でいっぱいになった箱がびっしりと並び、競り人が威勢の良い声を響かせた。

 初日の漁獲量約11トンのうち、不漁が予測されるハタハタは昨年より12%増の10.8トン。漁獲金額も261万4千円(税抜き)と昨年を1万1千円上回り、但馬漁協香住支所は「小ぶりなものが中心だが、数量は昨年より上でまずまずの滑り出し」とする。

 一方、新温泉町の浜坂漁港は、ハタハタの漁獲量が昨年から31.5%減の9.6トン。浜坂漁協は「アカガレイも初日の水揚げとしては少なく、先行きが心配」としている。

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