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初めて作ったという革製のかばんを持参し、思いを語る植村美千男さん(中央)=豊岡市役所
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初めて作ったという革製のかばんを持参し、思いを語る植村美千男さん(中央)=豊岡市役所

 優れた皮革製品の技術者をたたえる「ジャパン・レザー・グッズ・マイスター(日本皮革製品マイスター)」のかばん部門に、兵庫県豊岡市のかばん製造業「マスミ鞄嚢」の植村美千男さん(85)が選ばれた。同部門の5人目で、兵庫県では初めて。高度な修理依頼が絶えない“カリスマかばん職人”と呼ばれる植村さんは「職人を志して豊岡に来てくれた若い人たちに技術を伝えていきたい」と話している。(石川 翠)

 技術継承などを目的に、日本皮革産業連合会(東京都)が2017年度から実施。かばんや小物など4部門でマイスターを認定している。

 植村さんは高校を卒業後、父親のかばん製造会社に入社。退職後は修理に注力するようになり、現在は宵田商店街(愛称・カバンストリート)で修理工房を営む。高級バッグなど依頼は絶えず、1年待ちになることもあるという。かばん職人の学校でも指導するなど、実績と後継者育成の活動などから認定された。

 植村さんはこのほど豊岡市役所を訪れ、中貝宗治市長に報告。「外に出ても、かばんの材料になるだろうかと思いながら物を見ている」などとかばんへの熱い思いを語り、「恩返ししたい気持ちで工房を続けている」と話した。中貝市長は「若手たちは技術だけでなくものづくりの精神を教わっている」とたたえた。

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