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外国の最新技術を取り入れた採掘機械など、生野銀山の明治近代化に焦点を当てた展示=生野書院
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外国の最新技術を取り入れた採掘機械など、生野銀山の明治近代化に焦点を当てた展示=生野書院

 兵庫県朝来市生野町の史料館「生野書院」でこのほど、生野銀山の「明治近代化」に焦点を当てた史料の常設展示が始まった。搗鉱機(鉱石を粉砕する装置)やボイラーの設計図のほか、明治期の生野地域の写真や鉱員社宅の設計図など約25点が並ぶ。小椋俊司館長(78)は「国の産業を支え、にぎわった鉱山や町の姿を感じてもらえれば」と話している。(竜門和諒)

 生野銀山は日本初の官営鉱山として、フランス人技師を招いて大規模な開発が進められた。史料は生野書院や市などが所蔵。明治維新(1868年)から約150年が経過したのを機に常設展示を決めたという。

 展示の目玉は、神奈川県の横須賀製鉄所(後の横須賀造船所)などで製図された設計図4点。英国や米国で用いられる「ヤード・ポンド法」で設計された搗鉱機の図面には英語のメモが残されているが、ボイラーの図面にはフランス語によるメートル法の表記が見える。群馬県の富岡製糸場でも同型のボイラーが運用されたといい、欧米の最新技術が銀山の発展を支えたことがうかがえる。

 午前9時半~午後4時半。月曜定休。入館無料。生野書院TEL079・679・4336

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