但馬

  • 印刷
さまざまな背景のある人が登場する採用面接の場面を演じる参加者たち=豊岡稽古堂
拡大
さまざまな背景のある人が登場する採用面接の場面を演じる参加者たち=豊岡稽古堂

 兵庫県豊岡市内の事業所の管理職を対象にした演劇ワークショップがこのほど、豊岡稽古堂(同市中央町)で2日間にわたって行われた。劇団「青年団」(東京都)がプロデュースし、製造業やIT関連、旅館業など15社から25人が参加。性的少数者(LGBT)やがん経験者ら、さまざまな背景をもつ応募者がいる採用面接のシーンを演じることで他者理解を深めた。(石川 翠)

 働きやすい環境づくりに向けた市の事業の一環として実施した。

 設定は、市内に新しくオープンする観光商業施設の準備室のメンバー増員のために面接をする-という場面。まずは人事部の立場で、8人の架空の人物から書類選考し、その後、面接官と応募者それぞれを演じた。

 「前職は営業成績トップで、LGBT支援活動もする人物」を演じた参加者は「企業内で研修をしてほしい」と求め、面接官役は「研修ではなくても個人間の理解を促す方法もあるのでは」などと答えた。通院中のがん経験者や外国籍の人物なども演じた。

 参加した製造業の役員男性(32)は「演じるとなると、書面で受けた印象とは違う人物像が浮かんできて、不思議な感覚になった」と振り返った。

 人物設定を考えた同劇団の劇作家工藤千夏さん(56)は「関わったことのないような人物でも、演じることにより、どのような差別を受けてきたかを考える機会になる。育児中の従業員への対応など、他の問題の可能性にも気付いていける」と効果を話した。

但馬の最新
もっと見る

天気(10月17日)

  • 23℃
  • 16℃
  • 30%

  • 22℃
  • 8℃
  • 20%

  • 22℃
  • 15℃
  • 40%

  • 21℃
  • 14℃
  • 40%

お知らせ