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矢田川で取れたアユを使った郷土料理「なれずし」=道の駅「あゆの里矢田川」
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矢田川で取れたアユを使った郷土料理「なれずし」=道の駅「あゆの里矢田川」

 兵庫県香美町の矢田川で取れたアユを使った郷土料理「なれずし」が18日から、道の駅「あゆの里矢田川」(同町村岡区長瀬)で販売される。地元の「鮎のなれずし会」が商品化に取り組み、5年目。チーズのような独特の香りと酸味が観光客にも好評で、同会代表の田中勝英さん(63)=同町=は「今季の出来栄えも上々」と胸を張る。(金海隆至)

 矢田川中流域で古くから冬場の保存食として作られ、秋祭りや祝いの席で振る舞われてきたが、近年は不漁が続き、作り手も減少。郷土の味の継承に危機感を抱いた田中さんが2015年に同会を発足させ、妻真智子さん(59)と商品化を始めた。

 今季は、田中さんが7~10月に刺し網漁で取った約400匹を調理。内臓を取り除いて数日間塩漬けにした後、水で洗い、村岡米を炊いたご飯で挟み、おけの中に何層も重ねる。ふたをして重しを乗せ、1カ月~1カ月半、発酵させれば出来上がりだ。

 残暑の影響などで日中の気温が高い時は、保冷庫に入れて発酵させた。暑すぎると発酵が進んでにおいが強くなる上、骨が硬いまま残るといい、20度前後に保つ温度管理がおいしさの秘けつという。くさみはなく、濃厚なうま味と香りが口に広がる。「日本酒が欲しくなるでしょう」と田中さん。

 今年は地元の公民館で作り方を伝える講座を開く予定だったが、アユを確保できなかったため実現できなかった。来夏には開く計画だ。

 17~20センチ以上のサイズ別に真空パックに包み、1080円、972円、864円の3種類。道の駅「村岡ファームガーデン」(同町村岡区大糠)でも中サイズを販売する。道の駅「あゆの里矢田川」TEL0796・95・1369

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