但馬

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老朽化していた一等三角点。補強用の木枠や石積みが崩れていた=6月1日(氷ノ山山頂)
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老朽化していた一等三角点。補強用の木枠や石積みが崩れていた=6月1日(氷ノ山山頂)
近畿地方測量部の職員らに掘り起こされる一等三角点の柱石=7月23日(氷ノ山山頂)
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近畿地方測量部の職員らに掘り起こされる一等三角点の柱石=7月23日(氷ノ山山頂)
悪天候の中、山小屋改修の部材とともに氷ノ山山頂に運ばれる一等三角点の新しい柱石=7月23日(氷ノ山山頂)
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悪天候の中、山小屋改修の部材とともに氷ノ山山頂に運ばれる一等三角点の新しい柱石=7月23日(氷ノ山山頂)
6月1日時点の氷ノ山一等三角点
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6月1日時点の氷ノ山一等三角点

 兵庫県内最高峰の氷ノ山(養父市、1510メートル)の山頂にある一等三角点が131年ぶりに交換される。積もった雪が解けたことによる土砂の流出で柱石の一部が露出し、柱石自体も老朽化して傷みが目立っていた。今夏、養父市が山頂小屋の改修のための資材をヘリで運搬する際、新しい柱石を搬入。今月20日の登山フェスティバルで、新しい柱石を埋める作業を行う。(桑名良典)

 緯度や経度などの基準として国が設置している一等三角点は現在、全国に974、県内に21ある。氷ノ山山頂の一等三角点は1888(明治21)年の設置。約90キロの柱石(18センチ四方、高さ82センチ)を強力(登山の案内者)らが数人で担いで運んだとされる。従来は青石だったが、今回は御影石が使われる。

 過去に3度、高さを低くして定位置に埋め戻す作業を実施。直近の1999年には周囲を木枠で囲い、小石などを埋めて保護した。改修の必要性があったが、新しい柱石の運搬が課題だった。養父市が山小屋を改修することから、これに合わせて国土地理院も交換作業を決めた。

 今年7月23日、山小屋改修の部材とともにハチ高原から氷ノ山山頂までヘリで運搬。国土地理院近畿地方測量部の職員らが山頂まで登り、柱石を掘り起こした。新しい柱石は山小屋の入り口近くに保管している。

 20日のフェスティバルでは、メッセージを書いて柱石周辺に埋める小石を登山者に運んでもらう予定。同部測量課の森田和幸さんは「頂上に三角点を据えるという苦労を体感しながら、測量の歴史にも思いをはせてほしい」と話している。

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