但馬

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登山客が見守る中、一等三角点の柱石を交換する国土地理院の職員=氷ノ山山頂
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登山客が見守る中、一等三角点の柱石を交換する国土地理院の職員=氷ノ山山頂
登山客が見守る中、一等三角点の柱石を交換する国土地理院の職員=氷ノ山山頂
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登山客が見守る中、一等三角点の柱石を交換する国土地理院の職員=氷ノ山山頂

 兵庫県最高峰の氷ノ山(養父市、標高1510メートル)山頂で20日、国土交通省国土地理院の職員が「一等三角点」の柱石を131年ぶりに交換した。明治時代に設置した石の傷みが激しかったためで、職員が重さ90キロの石を埋め込み、周囲には登山者が運んだ玉石を敷き詰めた。

 一等三角点は現在、全国に974、県内に21ある。氷ノ山山頂の一等三角点は1888(明治21)年の設置で、柱石は数人で担いで運んだとされる。今回は今年7月、養父市が山頂小屋改修のための資材をヘリで運搬する際、新しい柱石も山頂に搬入し、山小屋の入り口に保管していた。

 この日は「氷ノ山紅葉登山フェスティバル」の参加者約260人も作業に協力し、柱石を保護する重さ約0・3~1キロの玉石を頂上まで運んだ。山頂では国土地理院の職員が埋め込んである盤石まで掘り起こし、新しい柱石を水平になるように慎重に置いた。

 作業を見守った姫路市の女性会社員(30)は「三角点の存在と役割を学べた。幸せになれるよう玉石にメッセージを書きました。また見に来たい」と話していた。(桑名良典)

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