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氷ノ山の「連樹」を題材にした絵本を出版し、養父市教育委員会に寄贈した尾崎順子さん(中央)=養父市広谷
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氷ノ山の「連樹」を題材にした絵本を出版し、養父市教育委員会に寄贈した尾崎順子さん(中央)=養父市広谷
絵本の題材となった「連樹」=養父市大久保
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絵本の題材となった「連樹」=養父市大久保

 兵庫県朝来市の元小学校教諭尾崎順子さん(65)が、県内最高峰の氷ノ山に生えている「連樹」を題材にした絵本を出版した。ホオを中心に7本の木が根を張って支え合う姿を描き、風雪が吹き付ける山の中で生息するクマやネズミも登場。「木も動物も命のつながりの中で生きていることを、子どもたちが感じてくれたら」と話している。(桑名良典)

 尾崎さんは同県宝塚市内の小学校で長く教師を務め、退職後に童話を書き始めた。氷ノ山の「連樹」を紹介した新聞記事を読んで関心を持ち、創作の題材にすること決めた。福定親水公園(養父市福定)から山道を進み、40分掛けてたどり着くと、ホオの老木を支えるように、ネジキやミズメ、リョウブ、タカノツメ、ナナカマド、マツブサの木が絡み合う様子に「生命力のすごさを感じた」という。

 物語では、ネジキやタカノツメなどがホオの木のそばで育つ様子を「ホオの木を慕って集まる子どものよう」と表現。連樹の根元にできた洞で冬ごもりするクマの親子を、商人が捕獲して毛皮を売ろうと計画することで話を展開させる。

 作品は、2018年の「第6回浜松市森林のまち童話大賞」で「あさのあつこ賞」を受賞。その後、挿絵を知人の浅井郁さんに依頼し、絵本を完成させた。

 尾崎さんはこのほど養父市教育委員会を訪れ、市内の小学校と公民館に絵本を寄贈。尾崎さんは「声に出して読んでもらうと、物語が生き生きと動き出す。連樹のことが一人でも多くの子どもに伝われば」と期待する。絵本は養父市内の公民館などにある図書室で閲覧できる。

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