但馬

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11月17日に円山川に出現した「川あらし」=豊岡市小島(新田理さん提供)
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11月17日に円山川に出現した「川あらし」=豊岡市小島(新田理さん提供)
川内川の「川あらし」=鹿児島県薩摩川内市(矢島信一郎さん提供)
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川内川の「川あらし」=鹿児島県薩摩川内市(矢島信一郎さん提供)
肱川の「川あらし」=愛媛県大洲市(肱川あらし予報会提供)
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肱川の「川あらし」=愛媛県大洲市(肱川あらし予報会提供)

 川から海へ水面を霧が勢いよく流れ出る幻想的な自然現象「川あらし」が、兵庫県豊岡市の円山川河口付近で発生している。特別な地形と気象条件のそろった場合にしか出現しない全国でも珍しい現象。気象予報士の間では、愛媛県大洲市の肱川と鹿児島県薩摩川内市の川内川と合わせて「日本三大川あらし」とも呼ばれる。同じく濃霧によって発生する「雲海」が朝来市の竹田城跡で人気だが、果たして「川あらし」ブームはくるか-。(石川 翠)

 川から上がる水蒸気が昼夜の寒暖差で濃霧となって周辺を覆う「雲海」は、豊岡盆地でも見られる。河口付近が山に挟まれた地形では風が速くなるため、発生した雲海が川に沿って海に流れ出していく現象を「川あらし」と呼ぶ。

 円山川では今年10月以降、6回確認。明け方から午前8、9時ごろにかけて発生していることも多く、3月ごろまで見ることができるという。

 円山川河口付近にある県立円山川公苑(豊岡市小島)職員の新田理さん(56)は何度か撮影しているが「川あらしと呼ばれる現象とは知らなかった」という。放射冷却で地表が冷えることも発生の条件のため、必ず晴天になることから「青空と紅葉した山とのコントラストが美しい」と話す。

 円山川に注目したのは「川内川あらしプロジェクト」リーダーで川西市出身の気象予報士今村聡さん(49)=鹿児島市。全国の気象予報士のネットワークで調査したところ、1級河川で確認できたのは3カ所のみだったという。大洲市では「肱川あらし」を町おこしにも活用。それぞれの地元で親しみをもってもらえたらと「三大川あらし」と名付け、日本気象予報士会の有志が2017年から普及活動を行っている。

 三つの河川は河口が狭いため氾濫のリスクが高く、水害をもたらす「暴れ川」でもある。円山川では04年に台風23号による被害、川内川では06年に大水害、肱川では18年の西日本豪雨で大きな被害が出た。今村さんは「共通点も多く、情報を共有して防災にもつなげたい」と話している。

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