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中貝宗治市長(右)に提言書を手渡す目黒依子氏(中央)と大崎麻子氏=豊岡市役所
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中貝宗治市長(右)に提言書を手渡す目黒依子氏(中央)と大崎麻子氏=豊岡市役所

 兵庫県豊岡市が取り組む「ジェンダーギャップ(性別による格差)の解消」の戦略策定に向けた提言を依頼された有識者がこのほど、提言書を中貝宗治市長に手渡した。若者の意見を吸い上げるなど「市民の声」で目標をつくり上げる策定過程などを盛り込んだ。市は来年度、まち全体のジェンダーギャップ解消に向けた戦略を策定することにしている。(石川 翠)

 同市では若い女性のUIターン率が低いことなどから、ジェンダーギャップの解消を最重要課題として位置付け、今年1月には市内事業者向けと市役所向けの計画を発表。今後、まち全体で取り組むための戦略を策定するため、ジェンダー問題に詳しい上智大の目黒依子名誉教授と関西学院大の大崎麻子客員教授に、方向性を示す提言を依頼していた。

 提言書では、過去の市民の男女共同参画や、高校生の進路に関する意識調査などを考察。さまざまな世代や職業の男性9人にも聞き取り調査が行われた。その結果、ジェンダーギャップ解消の意義やメリットが十分理解されていないことや、多くが高齢男性である「世帯主」を中心とした地域づくりになっていることなどの課題が浮かび上がった。

 そのため、策定にあたっては、「中高生・教員」「20代の男女」「経営者・起業家」の3グループから意見や提案を聞き取る▽プロセスを発信する▽市が率先して取り組む-などを提言した。

 目黒名誉教授は「地域に愛着を持っているが、どのように行動につなげるか分からないという若者が多かった。若者が主体的にまちづくりに関わる仕組みづくりを」と強調した。

 中貝市長は「ジェンダーギャップの解消は多様性を持つことへの一歩。昔は無価値だったコウノトリが豊かな地域のシンボルとなったように、多様性があれば新たな価値を見いだすことにつながる」と話した。

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